ツインレイとエネルギーが繋がっていること、交流があることは嬉しいけれど、なんだか疲れたり、消耗しているような感覚がある。
エネルギーの繋がりはすごく感じるのに、一向に現実が動かない。
そんな悩みを、向き合いの中で誰もが一度は体験したことがあると思います。
本記事では、ツインレイ統合に向けて必須と言われる、陰陽エネルギーの自己統合の真実を、世界的ベストセラー本から読み解いていきます。
ツインレイとのエネルギーの繋がり
私たちは今世出逢うすべての人たちと、大きな意識の枠組みにおいてはエネルギーの繋がりを持っています。
電車で偶然隣り合わせ言葉を交わす人でさえ、「袖振り合うも他生の縁」という言葉通り、何らか過去世で関係のあった人たち、つまり広義のソウルメイトであると言えます。
そのソウルメイトの中でも、最も濃く深い繋がりを持つ、もう一人の自分自身でもあるツインレイとは言うまでもなく魂レベルで繋がっており、目には見えなくとも、物理的には一緒にいなくても、常にエネルギーの繋がりと交流があります。
その根幹は性エネルギーの交流ですが、性エネルギー=セックスにまつわるエネルギー交流に限らず、日常の生命活動そのものにおいてもエネルギーが繋がっているため、ポジティブなものもネガティブなものもお互いの間には流れます。
ツインレイとのエネルギー交流が疲れるのはなぜ?
例えば自分は特に何もなく心身穏やかでいるのに、なぜかしんどさを感じたり、訳もなく悲しくなったり、急に怒りを感じたりします。そんな時は相手からのエネルギーが流れ込んできていたり、エネルギーを半ば奪われているような状態になっていることもあります。
魂から求める相手と一緒にいたり、繋がっているのに、なぜ疲れるのか?
この点については、実は私自身よく分かっていませんでした。
物理的に離れているにも関わらず1週間くらいほとんど食事がとれなかった時もありました。
食欲不振で痩せたりすることの他にも、頭痛、眠気、だるさなども感じることがあります。
必ずしも悪いことではありませんが、あまりに強いエネルギー交流が続くと、本当に心身が疲弊してしまいます。
互いに影響し合う、ツインレイの二人のエネルギー。
その時、二人の間のエネルギーは、どのような状態になっているのか?
そしてその結果、どんな出来事が起きてくるのか?
ここからは「聖なる予言」で語られる智慧についての記載を引用しながら、解説していきます。
世界的ベストセラー「聖なる予言」とは
1993年にアメリカ出身のジェームズ・レッド・フィールド氏によって書かれた小説「The Celestine Prophecy」が日本語に翻訳され、「聖なる予言」として出版されたのは1996年のことでした。
著者は元々小説家ではなく、自費出版からスタートした本ですが、口コミで大人気となり、結果的に世界的なベストセラーとなりました。
あらすじは、主人公の冒険物語と人との出逢いを通じて、人生の神秘、人と人とのエネルギー関係の仕組み、魂の真実などについての9つの智慧が語られています。
続編も何冊か出版されていますが、本記事では最初に出版された「聖なる予言」に書かれた9つの智慧から抜粋して解説していきます。
「聖なる予言」に書かれたツインレイエネルギーの真実
本記事では9つの智慧すべてについては言及しませんが、ツインレイのエネルギーの繋がり、本質に関連する叡智のみ、本から関連記載を抜粋しながら解説していきます。
偶然の一致(シンクロニシティ)について
私たちは日々、物事の大小に関わらず、偶然の一致(シンクロ)という奇跡を体験しています。
特に、ツインレイという概念、相手に出逢い、相手とのエネルギーの繋がりが本格的に稼働してくると、このシンクロを頻繁に体験するようになります。
シンクロは、ツインレイのみならず、自分を取り巻く多くの人たち、とりわけ魂のご縁の深いソウルメイトとの間に起こりやすいですが、特にツインレイの二人にとっては、日常茶飯事のような感覚があるかもしれません。
食べ物の好みが同じ、実は昔近くに住んでいたり、共通の友人がいたり、家族と相手の誕生日が一緒だったりと、「それは単なる偶然」と片付けてしまうにはあまりに多くのことが一致している、ということがあります。
「聖なる予言」の中でも、このシンクロ、偶然の一致については下記のような記載があります。
「あなたは何か、自分がやりたいことについて、予感とか直感を感じたことがない?
人生の進路についてはどう?
そして、なぜ、そんな感じがしたか、不思議に思ったことはなかった?
そのあと、そんなことはすっかり忘れて、他のことに夢中になっていたのに、
ある時、誰かに会ったり、何かを読んだり、どこかへ行ったりしたのがきっかけで、望んでいた方向に導かれたという経験はない?」
「ツインレイが他のこれまで出逢ってきた人達と何が最も違うのか?」
この問いに多くの人は、「これまでにない感覚、不思議さ」と答えます。
この”不思議に思う”理由のひとつに、二人の間に起こる偶然の一致、というものが存在します。そのプロセスを通じて、
「この出逢いは偶然ではないんだ」
「人生には、何一つ偶然はないんだ」
そう気付いた瞬間から、人生が180度変わっていくことになります。
自分が本当に望んでいた道が拓け、本当の自分の使命へと向かっていくことになるのです。
「聖なる予言」の第1の智慧では、私たちのこの地上人生における偶然の一致というものがいかに神秘的で意味深いものであるかが、語られています。
エネルギーの奪い合いと消耗について
人と人の間に流れる目には見えないエネルギーや、エネルギーの場(オーラ)について触れながら、なぜ人は自分のエネルギーを消耗し疲れるのか、なぜ人は争うのかについて、この物語は様々な角度から語っています。
例えば下記の一文は、私たちが自分の生きる現実をエネルギー、波動的に形成している、ということを示しています。
人間はいつか、この宇宙が一つの動的なエネルギー、つまり、私たちを生かし、私たちの期待に反応するエネルギーから成り立っていることを、理解するようになる。
「現実は自分の意識が創っている」
このことは、通常の恋愛関係とは違う、宇宙愛のパートナーシップである、宇宙のプログラムであるツインレイと出逢うことで、一歩ずつ腑に落ちてくることになります。
例えば何故、相手に期待をかければかけるほど、求めれば求めるほど、相手は離れていってしまうのか?
これは、執着のエネルギーは互いを遠ざけてしまう、反作用が起きるというエネルギー法則に成り立つもので、ツインレイの関係性においては特に、この学びにとことん向き合うことになるからです。
しかも、自分たちがこのエネルギーの大いなる源から切り離されていたこと、そのためにか弱くて不安で何かが欠けていると、感じ続けていたことも、理解するようになる。
同時に、罪悪感、無価値感というものも、常に私たちの根底に根深くあります。その根本にあるのは、この地上に生まれ、宇宙の源のエネルギーから切り離されてしまっているが故の不足感や孤独感、不安であったりします。
この不足感に直面して、私たち人間は常に、自分が知っている唯一の方法で、自分の個人的なエネルギーを増やそうとする。すなわち、心理的に他人からエネルギーを盗もうとするのだ。
そしてツインレイの場合まず例外なく、この不足感、枯渇をベースに相手を求めると、エネルギーの衝突、反発が起こります。
互いに愛があるにも関わらず、エネルギーの奪い合いからケンカになったり、自分のエネルギーを奪われまいとする、守ろうとする防御反応、回避から音信不通になったりするのです。
この不足感から相手を求める時、二人の間に起こるエネルギー状態について、次の項目でさらに詳しく解説します。
女性性と男性性エネルギーの統合(自己統合)について
人は無意識に、自分の内側にあるエネルギーの不足感を、相手から補おうとします。
「認められたい」
「愛されたい」
「返事が欲しい、会ってほしい」
これらの私たちにとって”当たり前に”感じて来た感情も欲求もすべて、エネルギー不足から生じていると言えます。
でも本来私たちは、相手からエネルギーをもらわなくても、宇宙の源のエネルギー、つまり自分自神であるハイヤーセルフと一体となって本当の自分を生き、いつも満ち足りていることができます。
これがツインレイとの向き合いおいてもよく言われる「自己統合」です。
驚くべきことに、「聖なる予言」には、内なる女性性エネルギーと男性性エネルギーの自己統合がいかにツインレイ同士が結ばれ、統合されていく上で必要なことかが、そのまま書かれています。
以下に順に引用します。
初めて進化し始める時、私たちは自動的に異性のエネルギーを受け取り始めます。
それは宇宙エネルギーから自然に入ってきます。
しかし用心しなければいけません。
もし、このエネルギーを直接与えてくれる人が現れると、私たちは真の源から自分自身を断ち切って、退歩してしまうことがあるからです。
上記述にある、「このエネルギーを直接与えてくれる人」、つまり、宇宙エネルギー、宇宙愛を直接与えてくれる人こそが、まさにツインレイの相手です。
ツインレイと出逢うと最初誰もが、これまで感じたことのないような魂の充足感や安心感、至福感を感じます。
相手に夢中になり、意識を注げば注ぐほど、宇宙、自分自神と繋がることをつい忘れ、求めている宇宙の愛をその相手から得ようとする動きになります。
自分に意識を向けることを忘れてしまうため、まさに、「真の源から自分自身を断ち切って、退歩してしまう」という状態になります。
その中でサイレント期間という調整期間が起きたり、二人の間に衝突が起きたりします。
では、この状況をどうすれば避けられるのか?
下記のように書かれています。
この状況をどう避ければいいか学ぶまでは、私たちは半円のような形で歩きまわっていると、言うのです。つまり、私たちはCという字のように見えます。
そして異性、つまり別の半円に非常に引かれやすくなっています。その人がやって来て一緒になって円を完成し、私たちに溢れるような幸福感とエネルギーを与えてくれるからです。
この幸福感とエネルギーは、宇宙との完全な結合から生ずる完全性とよく似ています。
実際は、ただ、自分の半身を外部に求めているもう一人の人間と、一緒になっただけなのです。
下記の陰陽太極図に見て取れるように、私たちは陰(女性)か陽(男性)、どちらかの状態で肉体を持って生まれ、半円の状態で歩き回って、対となる魂のパートナー、半身を求めます。
生まれた時から、相手を探しているのです。
本当は、私たちは光も闇もあって完全であり、本当は自分ひとりで完全な円であるのに、「自分には足りない」という無価値感、不足感を感じ、もう半分の片われを求め、出逢い、やがてその存在に依存するようになります。
本にはこう続いて書かれています。
これは古典的な依存関係であり、すぐに表面化し始める問題を内蔵している
二人が出逢ってもまだ統合に至らない段階は、この状態で自らの闇のあぶりだし、課題に向き合っていく時です。
そしてやがて、気づいていきます。
下記のようなエネルギーの衝突状態、権力闘争の状態では、一緒にいることは難しいと。
二人の人間が自分たちが達成したと思っているこの完成した人間、つまり完全な円の問題点は、この完全な人間を作るために二人の人が必要だということです。
一人は女性のエネルギーを供給し、もう一人が男性のエネルギーを持ちよっているのです。
その結果、この完全な人間は、二つの頭、二つのエゴを持つことになります。二人の人間が自分たちが作ったこの一つの完全なる人間を支配したいと思い、子供時代と同じように、両方とも相手を支配したいと思います。
この時、相手への嫉妬、コントロールの意識、執着などが生まれ、エネルギーの繋がりに疲れてしまい、距離を置くことになります。
その期間に、互いが自分自身と向き合い、自己統合を進めていくことになります。
本にはこう書かれています。
まず最初に、私たちは自分自身で完全な円にならなければなりません。宇宙とのつながりを安定させる必要があります。それには時間がかかります。
でもそのあとは、こうした問題に二度と巻き込まれません。
つまり、写本のいう「高次の関係」を持つことができるのです。
そして、他の完全なる人間と恋愛をして結ばれると、私たちはスーパー人間を創造します。
しかし、この関係は個人的な進化の道から私たちを引きずり下ろしはしません。
自分自身で完全な円になるということは、自分の中の女性性、男性性の統合であり、光と闇、陰陽統合であり、自己統合を果たしていくということです。
ありのままの自分を愛し、光も闇も受け入れ、中庸な私たち本来のエネルギー状態となり、宇宙との繋がり、自分自神との繋がりを取り戻せた時に初めて、相手との統合、ツインレイ統合の道へと進みます。
まとめ
以前、ツインレイと向き合い始めた4年前、あるツインレイ男性からこんな話を聴いたことがあります。
「ツインレイが三次元的エネルギーで向き合ってもうまくはいかない。社会的な壁、世間の目、固定概念、本当に色んなものが立ちはだかり、超えることは不可能なことに思える。 」
「しかし、宇宙に意識を向けて意識の次元をあげ、ふと雲の上に顔を出したら、実はそこには何の障害も存在しなかったことに気づく。壁だと思っていたものは、すべて”幻想”だったと。そしてすぐに、二人は雲の上で手をつなぐことが出来る。」
意識と波動を上げ、三次元エネルギーを抜けて、雲の上に顔を出す。
正直、その道のりは決して甘くないと、私自身改めて感じています。雲の上に相手と同時に顔を出せることは、まずないからです。
また、ツインレイと向き合うということは、どこまでいっても自分自身との向き合い、自分を愛するということを極めていくプロセスになります。
相手は自分自身であり、魂がより次元をあげていくための写し鏡をしてくれているだけです。
だからこそ、ツインレイは究極のパートナーとも言われますし、本でも上述の通り、「スーパー人間」と表現されているのでしょう。
「聖なる予言」には今回解説した内容以外にも、
- 私たちが先祖から連面と受け継いできた負のカルマのこと
- 両親との関係性の中で子供時代に築かれた女性性、男性性の権力闘争
- 無意識のコントロールドラマ
についてなど、ツインレイの向き合いにおいてもカギとなる内容の記載が随所に見られます。
スピリチュアルな専門用語が使われておらず、とても読みやすい日本語訳となっていますので、ツインレイとの関係性に悩んだ時、自分を責めてしまった時、ぜひ手に取ってみてください。
そして今、私たちが、人類史上いかに壮大な宇宙の計画、宇宙愛のプログラムに挑戦しているのかということを改めて知ってほしいと思います。
チャレンジしていること自体が、これまでの歴史を大転換させるほど大きな意味を持っていること。
世間体や親の期待で決めた相手ではなく、魂から望むパートナーと、条件や契約を超えて結ばれていくことが、霊的に私たちの祖先、先祖たちの癒しと解放にも繋がるということ。
自分軸で本当の自分を生き抜いていく力を養うために、ツインレイのエネルギーをプラスに活用し、互いに相手の存在とエネルギーを魂の成長の糧としていくことが出来れば、世界が、社会がどう変わろうとも、必ず二人の魂が望む未来へと繋がっていきます。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。