七夕伝説の織姫と彦星は、実はツインレイの関係性にある瀬織津姫とニギハヤヒを表している、ということは、ここ数年で多くの人に知られるようになっています。
ツインレイの真実については様々な記事や動画で語られていますが、本記事では、この七夕伝説から私が感じ取るツインレイの真実について、私自身の体験と個人的考察を交えながら書いてみたいと思います。
七夕伝説とは
7月7日の七夕伝説は、中国に起源があると言われています。
機織りが上手な織姫と、真面目な牛使いの青年である彦星が出逢い、結婚しますが、二人でいるとあまりに至福で、これまでの働きぶりがウソのように仕事をしなくなり、織姫の父である天帝の怒りに触れ、天の川を挟んで離れ離れにさせられる、誰もが知るところの物語です。
相手にばかり意識を向けて自分自身の魂のテーマ、志事に向き合わないままでは距離が出来てしまい、結果的に自分に向き合いソウルワークに進まざるを得なくなる、ツインレイそのものだなぁ、と感じている方も多いと思います。
瀬織津姫とニギハヤヒ
瀬織津姫とニギハヤヒについては、この記事でも少し触れました。
瀬織津姫は、水の神であり、龍神であり、そして弁財天の一面もある、と私は感じています。
それは、奈良の天河大辨財天社に行った時に感じたことでした。
一柱の神様には様々な側面があり、複数の神の名や表現で語られています。
様々な神話や伝説、言い伝えがあり、その真実の全容はまだまだ謎に包まれた部分が多いですが、瀬織津姫が古代、縄文の頃人々からの崇敬を圧倒的に集めていた水の女神であり、龍神の顔を持つことに間違いはないようです。
そして瀬織津姫が愛した男神、ニギハヤヒ。
彼もまた、封印されていた神。
謎多き二神がついに表に現れ、風の時代を牽引していく。
その息吹を、セッションで出会う女神たちから日々聞かせていただく神社巡りや、パートナーのお話からも、強く感じています。
瀬織津姫とのご縁のはじまり
瀬織津姫とのご縁を振り返った時、本記事を書くにあたり様々な点と点の出来事が線となり改めて繋がっていきましたので、それをありのままに書いてみたいと思います。
15年前に大好きだった従兄を突然亡くし、人の生きる意味、死ぬ意味について知りたいと思い始めたことが、私が目には見えない、スピリチュアルな世界に興味を持ったきっかけでした。
ツインレイはおろか、ソウルメイト、という言葉さえ知らなかった当時、江原啓之さんの本を読みながら少しずつ、魂のこと、神々の世界のことを知り、死ぬことが私たちの終わりではないこと、肉体を脱ぎ亡くなっても魂は生き続け、永遠の旅を続けることを知り、やるせなさや哀しみが癒されていったことを今でも鮮明に覚えています。
瀬織津姫(セオリツヒメ)という存在を知ったのは、それから約5年後、東日本大震災が起き世の中が混乱し、何を信じて良いのか、魂が大きく揺れ動かされていた時、友人に紹介されたあるブログがきっかけでした。
宮崎県高千穂に住まれる、ある神主さんのブログであったと記憶しています。
(残念ながらもうそのブログは今更新されておらず、見つかりません)
そこにはこれまで知らなかった深い精神世界、神々のこと、魂のことが、”今世の中に目に見えて起きている現実”から紐解かれ、まさに目からうろこのような”真実”が散りばめられていました。
貪るように、通勤電車の中で全記事を読みました。
「こういうことを私はずっと知りたかった!!」
魂が喜びに震えていました。
その時から、魂の覚醒が少しずつ始まったと思います。
本当の自分を想い出し、取り戻し、魂が望む志事をする、ソウルワークに生きる道への旅路がスタートした瞬間でした。
魂の目覚めと大試練、そしてツインレイとの出逢い
そのブログを読むきっかけをくれたのは会社の同僚でしたが、今思い起こせば彼女と出会った時から、初めて会ったような気がしませんでした。
明らかに、縁の深いソウルメイトであったと思います。
本当に、懐かしい感覚がしたからです。
瀬織津姫、に関して言えば、その存在は知ったものの、特に関心を持つことはないまま月日は流れていきました。
しかし、私の中に一度芽生えた魂の目覚めの流れは、奥深くで、静かに、でも確実に私の意識と人生を変え始めていました。
2児の子育てと会社の仕事に追われる忙しい日々の中、やっと本当に自分がやりたかったことを見つけ副業を始め、魂に真の喜びを感じ始めた頃。
消えかかっていた私の魂を救ってくれた、最愛の息子の大けが、手術、失明の危機という大きな試練に遭いました。
看病のため、ずっと休むことに罪悪感を感じながら働き続けてきた会社を、初めて長期間休みました。
そしてそれをきっかけに、全社を先駆け、まだ一般的には広まっていなかった在宅勤務も試験的にスタートすることになり、今思えば、それが結果的に退職の流れへの伏線でした。
ツインレイと出逢う前後、半ば”強制的”に、外から(正確には、宇宙から)人生の軌道修正が入ることがあります。
どんなに厳しい試練であっても全ては宇宙の愛なのですが、表面的にはネガティブなこと、例えば、身体の大けがであったり、病気であったり、突然会社を解雇されたり、大切な肉親を失ったり、ということが起きたりします。
その試練を超え出逢った、かけがえのない魂のパートナー。
瀬織津姫とのご縁が深まったのは、その後からでした。
生まれた土地は瀬織津姫が守る場所だった
ツインレイと出逢い、導かれ、魂の求めるままに行動し、本当の自分の願いが次々と紐解かれて形になっていく中で、初めて知り驚いたことがあります。
自分の生まれた土地、兵庫県西宮市が、瀬織津姫がエネルギー的に守る、水の美しい六甲エリアであり、瀬織津姫がかつて人間として実在したと言い伝えのある廣田の地、廣田神社の御祭神(天照大神の荒魂)が、瀬織津姫であることを知ったのです。
念願叶い、今年、奇しくも七夕の直後、神戸のお客様とのご縁のおかげで初めて廣田神社に参拝することが出来ました。
神殿前に立ち手を合わせ、正面から迫ってきたご神氣は、これまで感じたことがないほど強力で、そして、感動的でした。
自然と、涙が溢れました。
「これまでずっとお守りいただき、そばでサポートしていただき、ありがとうございます」
心からそう感謝を伝え、
「声と言霊、コミュニケーションの力で女神たちの岩戸開きをしていくことが私の魂の喜びであり、使命です。これからもまっすぐにその道を進みますので、お見守りください」
と誓いを立てました。
その瞬間、優しくそよっと風が吹き、瀬織津姫はとても喜んでくれたように感じました。
七夕伝説から読み解く、ツインレイの真実
瀬織津姫の存在を感じられるのは、神社だけではありません。
6月~9月にかけて、夏の夜空を見上げると、東の方向にとても明るい星が見えます。
それが、”こと座のベガ”、織姫です。
ベガから斜め右下の方向にあるのが”わし座のアルタイル”彦星、そして斜め左下の方向にあるのが「はくちょう座のデネブ」です。
ベガとアルタイルの真ん中にうっすらと流れて見えるのが、天の川。
この天体の並びと、先に書いた七夕伝説から、本記事のテーマである、私が感じとったツインレイの3つの真実について列挙してみたいと思います。
1.ツインレイは対極にある
つい先日もお客様と、こんな話をしていました。
「強力に魂が引き合うのに、真反対のところがあるのが面白いね」
考え方も価値観も、性格も、これまでたどってきた人生も、真反対の対極にある、ということが実際よくあります。
私自身のことを考えても、私が本当は行きたかった人生を相手が生きているような感覚がとてもあり、嫉妬心、コンプレックスが刺激されることになりました。
陰陽の対極である、ツインレイ。
強力に引き合うものの、同時に、反発もし合うもの。
織姫と彦星が天の川を挟んで遠く対岸にいるのも、その表れのような気がしています。
ニギハヤヒは太陽(陽)、瀬織津姫は月(陰)の女神とも言われることにも、深い意味があるように思います。
2.ツインレイには協力者(橋渡し役)がいる
これは、この記事を書こうと直感で降りてきた時に気が付いたことです。
ツインレイには”魂の協力者”がいる、ということはこちらの記事でも以前書いています。
夏の大三角形の星の並びを見た時、天の川挟んで三角形の真ん中の頂点に、白鳥座 デネブ、の存在があります。
デネブの存在は、ベガとアルタイルの存在を真ん中で見守り、これ以上二人が離れることのないよう、必ず1年に一度会えるよう、橋渡しをしてくれているように見えます。
同時に、それぞれが互いに捉われることなく自分の足で立ち、自立をして、魂の志事、ソウルワークに、天命の仕事に励んでいるかを見張っているようにも見えます。
その”3人”が、絶妙なバランスで三角形を描いている。
ツインレイがどちらか、もしくは片方が既婚者という形で出会うことが多いのも、配偶者-自分-魂のパートナー、という、いわゆる”三角関係”が常にあり、それを”排除”するのではなく、”調和”を目指し魂を成長させていき、その過程で二人の絆を深めるためであると、改めて感じています。
三角形。三位一体。
3は、宇宙の真理、神秘を握る数字のひとつ。
この夏の大三角形と、ツインレイが必ずと言ってよいほど向き合うことになる”三角関係”には、3、という数字を通じて宇宙の深い、真の調和の意図があるように感じずにはいられません。
3.ツインレイと常にいると満たされ過ぎ、仕事に身が入らない
ツインレイは、夫婦となり一緒にいる場合もあれば、離れた状態で支え合いお互いの魂を磨く場合もあります。
その”段階”が早く来るか、後に来るかだけの違いで、結局はそれぞれが真の自立を果たしていく上で、”出会う前の期間”を含め離れざるを得ない時間は大なり小なり必要です。
真の自立とは、お金を稼ぐことでも親から離れることでもなく、自分自身を100%信頼し、愛し、自分一人で自分を満たしていけること、だからです。
先日もソウルワークセッションの際、七夕の話を交え、お客様とこんな会話をしていました。
「もし常に相手と一緒にいられたり、連絡を取り合えたりしていたら、会社の仕事や今の人生に疑問を持って、自分に向き合って、ソウルワークに挑戦しようと思った?」
彼女も私も答えは同じ、NOでした。
「彼がそばにいたら、今のままでいいや、って思いますね」
私も、自分の内なる真実として100%言えることがあります。
彼と出会わなければ、会社を辞めてソウルワークに邁進することは、今世、生涯ありませんでした。
何故か?
安定した大企業を辞める理由が、そもそもこの3次元世界には見つからなかったから。
この世間において、人とは異なる”非常識”な選択をしていくことがある意味、ツインレイの道を生きることでもあるからです。
相手が常にそばにいれば、相手がいつも自分を満たしてくれていたら、その”外側の要因”によって自分を満たすという、真の自立とは真逆の意識のまま、自分をいくらでも誤魔化せてしまいます。
一人になり自分を見つめた時に初めて、真に相手の存在の大きさと価値を知り、同時に、相手そのものである自分をありのままに愛していけるのです。
まとめ
天の川を挟み、16光年もの遥か宇宙のかなたの対極に離れた、織姫と彦星。
1年に一度会える7月7日を支えに、それぞれに天命に生きる天界での二人の姿は、地上に生きる私たちにも、日々力を与えてくれている気がします。
神社で瀬織津姫やニギハヤヒと向き合うのもよし、天を仰ぎ、ベガとアルタイルに想いをはせるのも良し、いずれも愛と感謝を込めて日常を大切にし、魂の真実の願いに生きるタイミングを今、私たちの誰もが迎えています。
特に七夕の日は、夏至の流れから陰陽統合のエネルギーが高まりました。
パートナーとの間に、また仕事において、様々な形で変化を体験されている方もますます増えてきています。
それらはすべて最善であり、自分自身の魂の選択です。
正解も不正解もなく、失敗も成功もありません。
怖れを超え、覚悟を決め、ただただ、自分の内なる真実に従い生きる選択をするタイミング。
そのサポートをこれからもまっすぐに続けていくことが、私自身の魂の喜びであり使命であると、改めて感じています。
※この記事を書いた後、何も知らず気が付いたら七夕発祥の地に導かれていました。その時撮影した動画になります:
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。