日本で最初にパワーストーンブームが起きたのが1980年代。それから40年の時を経て、時代は大きな転換期、風の時代に入りました。
社会の状況も、人々の意識も大きく変わり始めている今、”魂レベル”でパワーストーンを必要としている人がますます増えています。
本記事では、パワーストーンが必要とされるスピリチュアルな意味について紐解いていきます。
パワーストーンとは
パワーストーンは天然石のことであり、日本特有の呼び名で和製英語です。海外では、Gem Stone(ジェムストーン)、Crystal(クリスタル)と呼ばれることが一般的です。
ダイヤモンドなどの宝石もパワーストーンの一つですし、建物や岩盤浴に使われる大理石や遠赤外線を発する花崗岩なども、パワーストーンと言えます。
石には目には見えない様々な効能、特別なパワーがあるため、日本では分かりやすく、パワーストーンという呼ばれ方が普及しています。
パワーストーンと出逢うスピリチュアルな意味
パワーストーンの種類はたくさんあり、色彩も形も様々です。見ているだけで癒される美しいものから、パッと見は武骨な石に見えても、隕石のように宇宙レベルの莫大なメッセージとエネルギーを携えた石もあります。
今や神社でもお祭りの出店でも翡翠、水晶、タイガーアイを始め、パワーストーンのブレスレットを日常的に見かけるようになり、手軽に多くの人が身に着ける時代になりましたが、そもそも私たち人間がパワーストーンと出逢うスピリチュアルな意味は何なのでしょうか?
私がこれまで石のリーディングをしてきて、実際によくあったスピリチュアルな意味を10つ紹介します。
仕事の転機を支える
仕事で大きな転機を迎えるタイミングでパワーストーンと出逢う方が本当に多いです。私たちの人生において仕事の占める割合は非常に大きく、一般の会社員であれば1日のほとんどの時間を仕事に費やします。
男性は特に、人生=仕事と捉えている人も多いかもしれません。
それ故に、仕事を辞める、転職するタイミングは、占星学や運氣の流れから見てもちょうど人生そのものの岐路に立っている時も多く、魂の計画、ブループリントに沿った天職を見つけられるようサポートしてくれる意味があります。
人間関係の変化を促す
家族や友人との人間関係が大きく変化するタイミングとパワーストーンとの出逢いが重なることも非常に多いです。
特に、もう離れたいと思っている人との縁切りが必要なタイミングで、パワーストーンがその役目を果たしてくれることがあります。
パワーストーンが切れたり、割れたり、無くなったりすることで、人間関係含め、様々な災いから持ち主の身代わりとなってくれることも多くあります。
身体・健康の見直し
健康上のトラブルを抱えた時、パワーストーンを求める人も多くいます。
その場合、パワーストーンがその人の体調不良を改善したり、病氣を直せるというスピリチュアルなサインです。
パワーストーンは医療が発達していなかった古代より、怪我や病気の治療に使われてきた歴史があります。
現代でも、パワーストーンを体に乗せてヒーリングすることで心身の健康を保つクリスタルヒーリングが注目されています。
その時の実際の写真です↓
お金の問題をクリアにする
私たち人間が持つ悩みのうち、最も多くを占めるお金の問題。パワーストーンで金運を上げようとする人が、老若男女、総人口としては最も多いかもしれません。
もちろん、金ルチルクォーツやシトリンを始め、金運を実際に向上させるパワーストーンは多く存在しますが、パワーストーンがお金に対して持つスピリチュアルな意味は闇、光、両面あります。
お金もひとつのエネルギーなので、出入りがあって当たり前、本来流れていくのが自然です。
そのため、お金を貯めこもうとする人、損得勘定ばかりで生きてる人、過去世からお金のカルマが大きい人は、お金を敢えて”出させるような”出来事をパワーストーンが引き寄せ、「精算」させることもあります。
お金に限らずですが、本来その人に降りかかる予定であった大難を小難にする役割も、パワーストーンにはあります。
肉体波動を上げる(ライトボディ化)
私たちのオーラやエネルギーを浄化し、波動を上げるために手元にやってくるパワーストーンも多くいます。
特に今、地球の次元上昇が進み、肉体を持ったアセンションを目指す人が増える中、ライトボディ化は必須要件です。
ライトボディとは、光の身体。光を体に補充するために、パワーストーンが役立つことを私たちは無意識レベルで分かっています。
土地の浄化・邪氣祓い
住んでいる土地を浄化したり、邪氣を祓うためにパワーストーンが一氣に手元に集まってくる人もいます。
自分一人が身に付けたり、部屋に置いたりするパワーストーンは、それほど沢山必要ありません。しかし、土地の浄化の役目を魂の上で担っている人は、結果的に個人の所有の規模を超えて、パワーストーンを扱う仕事をするようになります。
実は私も、その一人です。
Instagram:クリスタルヒーリングサロンCiel@岐阜県多治見市
スピリチュアル能力の開花
多くの方がパワーストーンに縁するタイミングのほとんどが、実はその人本来の魂の道に入っていく時だったり、スピリチュアル能力が開花する転機であることが多いです。
その時、その人が魂の計画に沿った人生を歩めるよう、パワーストーンが軌道修正をかけてくれようとしています。
身に付けたりそばに置くことで石が勝手に、その人本来の力を拓いてくれるため、大きなサポートになります。
スピリチュアル能力は特別なものではなく、誰もがみんな本来持っているもので、ただ日頃使っていなかったり、自分が認めていない故に発露していないだけです。
そこにスイッチを入れ、活性化するのが、パワーストーンの役目です。
ツインレイなどソウルメイトの引き寄せ
この世にパワーストーンが存在し、多くの人が手軽に入手できるようになった理由のひとつが、今この地球の大転換期における、宇宙的パートナーシップ、ツインレイ統合をサポートするための言われています。
実際パワーストーンは、ツインレイ、ソウルメイトとの再会、統合を強力に後押ししてくれます。なぜなら、それが結果的に、地球のアセンションを助けるからです。
人間レベルではたぐり寄せることが出来ない魂の深い縁を、石が宇宙の意志に基づき、繋いでくれるのです。
過去世のカルマ解消
輪廻を繰り返してきた私たち人間には通常、過去世から持ち越した多くのカルマが存在し、肉体を取り巻くエーテル体やアストラル体など、サトルボディ領域にたくさん付着しています。
それが、病氣や体調不良、人間関係のトラブルなどを招く原因になっていることも多く、魂の道を阻害してきます。そして多くの人は、その事実に氣がついていません。
パワーストーンは、自力では手の届かない過去世からの負のエネルギーを、いとも簡単に浄化してくれます。
クリスタルヒーリングで体調が改善したり、何をしても治らなかった病が治癒するのはそのためです。
インナーチャイルドの癒し
私たちが生涯を通して向き合っていく大きな課題の一つが、インナーチャイルドです。
インナーチャイルドはエゴ(思考)の産物であり、私たちが魂の目的、ブループリントを生きようとすればするほど、大きな壁、抵抗となり立ちはだかります。
一生向き合うことなくフタをして生きる人もいますが、魂の覚醒、アセンションを目指す人はインナーチャイルドとの向き合いは避けては通れません。
数ある石の中でも、ローズクォーツ、マザーオブパールなど、宇宙愛、母親とのポータルとなっている愛の石に無性に惹かれる時は、インナーチャイルドと本格的に向き合うタイミングが来たサインです。
パワーストーンのスピリチュアルな選び方
前述の通り、パワーストーンと出逢う意味は本当に様々で奥深く、人生を変えるほどのきっかけになることも少なくありません。
だからこそ、パワーストーンを選ぶ時も、見た目や色合い、一般的に解説されている効果だけでなく、スピリチュアルな感性を生かして選ぶことが大切になります。
スピリチュアルな選び方として、簡単でお勧めの方法をご紹介します。
直感で選ぶ
私たち人間には誰でも、第六感が備わっています。「虫の知らせ」という言葉があるように、私たちは非言語領域でメッセージを感じ取る能力が本来あります。
「なんとなくこの石に惹かれる」「ピンとくる」「何故か氣になって仕方ない」
それこそが、直感です。
ぜひ直感的に惹かれる石を選んでみてください。
チャネリングして選ぶ
パワーストーンが持ち主を選ぶこともよくあります。その時は、石の方からテレパシックにメッセージが届いてきます。
また、石の意識と繋がりチャネリングして、選ぶこともできます。
コツと経験は必要ですが、頭の思考ではなく、ハートチャクラに意識を向けて石と対話する氣持ちで石を左手に持ってみると、メッセージが受け取りやすくなります。
チャネリングが難しいと感じる方は、クリスタルのオラクルカードを引き、出たカードの石を選ぶこともお勧めです。
ペンデュラムで選ぶ
ペンデュラムはハイヤーセルフと繋がり、思考を介さず正確に、その時点の自分にとって必要な石を選ぶ上でとても役立ちます。
ただ、使いこなすためには自身のグラウンディング、センタリング、浄化をしっかり行う必要があります。
パワーストーン×スピリチュアルで人氣の石
ここまで、私たちがパワーストーンと出逢うスピリチュアルな意味や、選び方をご紹介してきました。
パワーストーンには数百を超える種類があり、今もなお、新たに発見されている石もあります。
どの石も優劣はなく、それぞれに魅力がありますが、スピリチュアルな探求、仕事をする人に向いている代表的な人氣の石を3つご紹介します。
ラピスラズリ
日本に最初にパワーストーンの概念が入ってきた1970年代~1980年代頃、アメリカのネイティブアメリカンがスピリチュアルな儀式に使用する石、ラピスラズリがお守りとして人氣が高まり、最初にパワーストーンとして認知された石という説があります。
別名ラズライト、ラピスの愛称でも親しまれる、とてもポピュラーなスピリチュアルストーンです。
アメジスト
初めて身に着けるパワーストーンとして最適かつ、万能ストーンのひとつがアメジストです。その種類も豊富で、色の淡いラベンダーアメシスト、濃いディープアメジスト、ピンクアメジストなど、色合い、効果も多種多様です。
浄化、グラウンディング、仕事運を引き寄せ、スピリチュアルな感性を高める効果もあり、クリスタルヒーリングにおいても怖れと不安の解消に欠かすことのできない石です。
霊性(スピリチュアリティ)を表す紫色の石の代表格でもあります。
スーパーセブン
「アメジスト」「クリアクオーツ」「スモーキークォーツ」「カコクセナイト」「ルチル」「ゲーサイト」「レピドクロサイト」の7つの石の効果をすべて合わせ持った、文字通りスーパーな特別な石、スーパーセブン。
セブンと呼ばれる理由は、7つのチャクラを同時に整える力を持っているためでもあります。
スピリチュアルな恩恵を受けとる上で、活性化が必須のチャクラをたった一つでバランスよく整えてくれる石です。
パワーストーンがなくなったりブレスレットが切れる時
パワーストーンが突然姿を消したり、ブレスレットやペンダントの紐が切れてしまったりすることがあります。そんな時、不安になる方も多いと思いますが、心配は要りません。その石が役目を終えたり、波動が合わなくなったり、別の持ち主のところへ行くタイミングが来たということです。
まとめ
ここまで記事を書いてきて、パワーストーンとは、つくづく魔法のような存在だなと改めて感じています。
この地上に、ここまで色彩豊かで、美しくて、高波動で、不思議な力を兼ねた物質が存在するというのは、奇跡的なことと思います。
パワーストーンからは、持ち主に様々なメッセージが伝えられ、そのメッセージは、耳ではなくテレパシックに私たちのハートに届いてきます。
あの石も欲しい、この石も欲しいと目移りしているように感じる時は、実はすべて、その人の元に縁して役立ちたいと、石からのラブコールが届いているのです。
そんな時はぜひ、考えるのではなく直感に従い、惹かれる石に縁してみてください。
石と人との出逢いも、運命の出逢い、魂の縁なのです。
スピリチュアルな感性が新たに開く人、自然界との繋がりを求める人がますます増えるこれからの時代、より多くの人がパワーストーンの真の力に氣づき活用するようになります。
私もその一助となれるよう、これからも石と人とのご縁を繋いでいきたいと思います。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。