私たちは、今世生まれてくる前に何度も、今とは別の肉体を持ち、別の人生を生きた経験を持っています。
それが過去世です。
本記事では、過去世を知る意味と、今世に生かすポイントをご紹介します。
過去世とは
私たちの本質は肉体ではなく魂であり、魂は永遠の存在です。肉体が滅びても、意識、魂が消滅することはなく、学びのためにまた次の新たな肉体を持って、別の国や地域、別の性別、別の惑星へと輪廻転生していきます。
過去世の数は人によって異なります。何万回と生まれ変わっている人もいれば、数百回、数回という人もいます。
ツインレイ男性、女性は、オールドソウルであることが少なくありません。
過去世と前世の違い
過去世と前世が似たようなニュアンスで使われることがありますが、前世は、今の人生の一つ前の人生、過去世は、その前の前世、そのまた前の前前世など、それ以前のすべての生まれ変わりの人生を指します。
個人的に、前世と言えば、会社員時代に同僚から、ブライアン・ワイス博士の「前世療法」という本をプレゼントされたことを思い出します。
この本が、輪廻転生という概念や、前世、過去世の存在が真実であることを最初に教えてくれました。
過去世が今世に与える影響
今世なぜ、この両親のもとに生まれたのか。この人と出逢ったのか。この仕事をしているのか。
人生におけるあらゆる出来事、家族関係、友人や仕事との出逢い、住んでいる場所などは、すべて過去世と何らかの因果関係があります。
ペットとして飼うことになる動物たちとも、魂のご縁が過去世から繋がっている場合も少なくありません。
何の理由もなく、ただ無意味に体験していることなど、人生において何一つないということです。
過去世のカルマ
この世界は、原因と結果の世界であり、良くも悪くもつねに【因果関係】があります。
それがカルマの法則です。
カルマとは、仏教用語で、「業・行為」。
ネガティブなことポジティブなこと両方、過去世で私たちが行ってきた様々な事柄、向き合ってきた魂のテーマが、今世にも引き続き影響を与えています。
それは時に細胞レベル、DNAレベルに刻まれており、先祖から受け継いでいるものも多くあります。
生まれ変わって肉体を新しくすることで、解消されるカルマもありますが、私たちの肉体の外側を取り巻くエーテル体やアストラル体といったエネルギーフィールドに刻まれた魂レベルのカルマは、解消しない限り何度生まれ変わっても残り続けます。
その場合、どの人生においても、過去から引き継いだカルマや同じテーマを身にまとって生きることになり、同じような体験を手を変え品を変え繰り返す、ということがあります。
カルマというと、ネガティブな印象や、トラウマを連想する人が多いかもしれませんが、悪いものばかりではありません。
過去世で魂が培ってきた叡智もオーラには刻まれていて、過去の体験、叡智をダウンロードしながら、今世も得意分野で活躍している人は多くいます。
過去世を知るには
自分の過去世をどのように知るのか。人によってそのアプローチは様々ですが、ここではよくあるケースを紹介します。
退行催眠(ヒプノセラピー)
最も多いのが、ヒプノセラピーと言われる、退行催眠の施術で過去世を知るケースです。
専門家であるヒプノセラピストの誘導に従い、催眠状態に入り、今世にもっとも影響を与えている過去世の一つにアクセスします。
人によっては、号泣するほどリアルにその過去世の追体験をすることもあります。
私自身は、一度だけヒプノセラピーの経験がありますが、自分の妄想なのか、本当の過去世なのかがいまいち分かりませんでしたが、私の友人は、ヨーロッパでの魔女狩りの記憶が蘇り、大変な想いをしていました。
人により向き不向きがありますし、あまりに辛い過去世の追体験は危険視されることもあります。ヒプノセラピストの技量が問われます。
パワーストーン(クリスタル)
パワーストーンと呼ばれる石との出逢いで、過去世を思い出す人も多くいます。
パワーストーンにも様々な種類がありますが、私の場合はレムリアンシードのブレスレットを身に付けたり、セッションやショップを通じて、お客様に橋渡しをするようになってから、レムリアの記憶につながる場所に導かれ、声とクリスタルボウルでヴォイスヒーリングを行うようになりました。
レムリアンシードには、レムリアンリッジと呼ばれる横筋が刻まれており、そこにはレムリア時代の自分の記憶や叡智が刻まれていると言われます。
出逢うレムリアンシードは自分にとって唯一無二であり、受け取る準備が出来た時に初めてご縁が結ばれます。
レムリアンシードとの出逢いは、レムリアの過去世の記憶に直接的に繋がるものなのです。
こちらのオンラインショップ Twinkle Polarisでも、レムリアンブレスを中心に提供しています。
レムリアンシードに限らず、パワーストーンと呼ばれる石たちとの出逢いは、人生さえも180度変えてしまうほど、時にインパクトが強いものになります。
ラリマーもその一つで、先祖代々のテーマや過去を癒したり、人生の大きな転機に欠かせないパワーストーンです。
瞑想
瞑想することで脳波がシータ波になった時、深いところにある潜在意識が活性化し、魂が刻んだ過去世の記憶にアクセスすることがあります。
瞑想中にある光景がパッと視界に入って来たり、ある言葉が響いて来たり、当時住んでいた場所の土地の名前が入って来たりします。
脳がリラックスしている状態が通常、アルファ波ですが、それより深いリラックス状態、瞑想状態に入ると、シータ波になります。
夢
夢で繰り返し同じ光景を見たり聞いたりすることはないでしょうか?
今世の人生では住んだことも行ったこともない土地の風景が繰り返し出て来たり、ピラミッドなど象徴的な建物が表れて来たり、いつも海辺で歌っている夢であったり。
そんな時は、自らの過去世にアクセスしている可能性があります。
過去世リーディング・占い
アカシックレコードと呼ばれる、その人のこれまでの魂の輪廻転生の記録すべてを刻んだ、宇宙図書館のような場所があります。
そこにアクセスして、その人にとって今必要な過去世の情報を読み解いていくのが、過去世リーディングであったり占いです。
タロットカードや、オラクルカードが使われる場合もありますし、前述の通り、太古より地中に存在し、自分の魂の記録を刻んでいるクリスタルを通してアカシックレコードに繋がり、リーディングする場合もあります。
よくある過去世と今世への影響
過去世での人生が何であったか、相手との関係性が何であったかが、今世の生き方に大きな影響を与えていることが少なくありません。
私自身の体験も踏まえ、過去世からどんな影響があるのか書いてみます。
夫婦関係
過去世で夫婦であった場合、その時、夫婦の間で解消しきれなかったカルマを今世に持ち越し、再び夫婦になることがあります。
例えば、ケンカの絶えない夫婦は、過去世でもケンカばかりしてコミュニケーションに大きな課題があったり、そこに家系の因縁が絡んでくると、憎み合う関係にまでなってしまうこともあります。
修道士・修道女
過去世で修道士や修道女であった場合、非常に真面目で戒律的な生活を好む傾向が出ます。
性を抑え込んだり、自分の思うがままに、自由に振舞うことに罪悪感を覚えたり、ツインレイの関係性においても、なかなか自分を許可できず悩む人に多い過去世です。
人魚(マーメイド)
人魚の過去世を持っている人は、私がこれまで出逢った中では、レムリアのご縁の方が多いように感じています。
人魚は美しいイメージで、海の中でイルカやクジラと共に、愛と調和のエネルギーを保つ役割もあったと同時に、人を殺めるなどカルマを作ってしまっていることもあります。
人魚の過去世を持っている人は、水の中にいることをとても心地よく感じたり、水泳が得意な人が多いです。
逆に、苦い経験が人魚と紐づいている場合は、海が怖かったり、泳ぐことに苦手意識を持っていることもあります。
巫女(シャーマン)や神官
エジプト、ギリシャ、ネイティブアメリカン、インディアンなど様々な国や地域において、神官や巫女、メディスンウーマンなどシャーマニックな役割を持って生きた過去世がある場合、今世でも同じようにセラピストやヒーラーとして活動することが多いようです。
直感的に人の考えていることが分かってしまったり、メッセージが降りて来たり、神殿や神社、遺跡やピラミッドに強く惹かれたり、神聖な儀式が好きだったりします。
特殊能力を親から隠されたり、周りに迫害された記憶も残っているため、自分を表すことへの恐怖心や警戒心が強く、ハートがなかなか開けないこともあります。
花魁
花街の女性として生きた過去世があると、女性としての自分をなかなか受け入れられなかったり、自分を愛せなかったり、異性に対する恐怖心や拒絶、猜疑心が強くなったりします。
私自身、浅草で花魁の過去世があり、女性である自分を愛せず、愛を受け入れられず、幼い頃から恋愛も男性も苦手でした。
相手の好意を受け入れられない、逃げたくなる、女性らしく振舞うことへの抵抗などがずっとありました。
ツインレイとの過去世
ツインレイとの出逢いは、スピリチュアルな感性の開花にダイレクトに繋がっていくため、向き合いの中で自然に、過去世での関係を知ることが多いようです。
過去世では夫婦や恋人であったり、共にライトワークに励んでいたり、双子として兄弟姉妹として生まれていたり。親子であったりもするようです。
元々が一つの魂であるため、長い輪廻転生の中で、お互いがお互いの先祖であることもあります。
性別や役柄、生まれる国や身分などを様々に変えながら、互いの魂の成長と統合を目指して、何世紀も、いくつもの人生をかけて再び出逢うことを約束してきたと考えると、今世で執着が出てくるのも仕方がありません。
しかしこの執着心こそが、ツインレイのプロセスを最も阻むものであり、その執着も、今世というより過去世の体験から来ていることが多くあります。
それゆえに、中には、今世は出逢う予定がなかったにも関わらず、来世まで待てずに出逢っているケースもありますし、ツイン男性が女性の魂の目覚めをサポートするために、魂を呼び寄せてディバインエクスプレッションのような役割を果たすこともあります。
執着を外すには、過去の反芻を止めて手放し、今世の自分の魂の自己表現、ソウルワークに全集中していくことが最も有効です。
まとめ
ここまで過去世にまつわるお話を書いてきましたが、過去世を知る意味は何でしょうか?
私自身も改めて感じてみました。
たとえば、自分が過去、人魚だった。巫女だった。
人によっては、「だから何?」となります。
私は個人的に、過去世を知る最も大切な意味は、「自分を受け入れること」と「許し」だと思っています。
自分の魂のありのままを受け入れ、そして許すことが、今世をありのままの自分で楽に生きるサポートになるからです。
今世の自分を責める必要はないし、罪悪感を持つ必要もない、ということです。
例えば、多くの人が抱える親との関係における悩みも、過去世を知ることで、「なるほど、仕方ないな」と親を許せることもあります。
そう、過去と同じことをもう、繰り返さないこと。今世の自分が終わりにすること。
特に今、地球史上類を見ないほど、地球はその次元を上げ、全くの新時代を迎えています。
過去世を知る上で最も氣を付ける必要があるのは、過去の物語に意識を向けない、フォーカスしないこと。そこに埋没していかないことです。
意識を向けると、また同じことを現象化してしまうからです。
これだけ時代の流れとエネルギー変化が速い今、限られた人生、過去に囚われている暇は1分たりともありません。
過去世のことは夢物語、参考にする、くらいの軽い氣持ちで聞いておいた方が健全です。
過去に何があったとしても、大切なのは、集中すべきは、今世の人生であり、「今」だからです。
これから過去世を知るのであれば、それを今世にどう役立てられるか、どう生きることで今世の糧とできるのか、という視点で捉えてみてください。
今世の人生に感謝と喜びを感じること、充実させることに役立ててこそ、過去世を知る意味があります。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。