生涯の愛を誓いあう結婚。
その時は、その誓いの言葉を特に疑問にも思いません。
しかし結婚生活を送るにつれ、必ず一度はこう思う瞬間があります。
「このまま一生、夫以外の男性を好きになってはいけないの?」
今は結婚後も働く女性が多く、職場でもアフターファイブにも出会いが沢山あります。
その中で、他の男性に惹かれることも当然出てきます。
それは、自分の中に「女として生きたい、まだ恋愛したい」という欲求がある証拠。
これまで社会的な常識、世間体の中で妻として母としてがんばってきた自分。
これからは女としてまた恋愛もしてみたい。
一方で、それってイケないことなんじゃない?という罪悪感があることも事実です。
そんな女性に声を大にして言いたい。
このコラムでは、既婚でも恋愛したい女性が、自分を責めることなく恋愛を通じて人生を輝かせる秘訣を紹介します!
既婚者は一生恋愛してはいけない?
結婚しているのに恋愛したいという女性に対し、言わずもがな世間は冷ややかです。
昨今の不倫バッシングを見ていても分かりますね。
確かに夫以外の男性と関係することは、”今の日本社会においては”ルール違反です。
でも、恋愛したいと願う気持ち自体はそんなに悪いことでしょうか?
女としての身体がまだあり子育てが落ち着いてきたら、野生の本能としては次のパートナーを見つけて子を宿そうとする。
命の限り子孫を残そうとする。これは男性だけでなく女性も同じで生き物としての性です。
実際、人間以外の多くの動物は死ぬまで妊娠、出産します
もちろん私たち人間には理性がありますが、恋愛したいという気持ちはその野性的本能の上に人間らしい向上心、女性としてまだ輝きたいという前向きな姿勢もあるのです。
それは妻、母、娘、など社会的役割を超えたひとりの女としての純粋な欲求であり、恋愛によって自分が女性として再び磨かれ輝けることを知っている故です。
以上のことから、既婚者は二度と恋愛すべきではないというのは人として生きるうえで不自然で無理があると言えます。
結婚制度の歴史
結婚制度の歴史を紐解くと、平安時代の通い婚から明治時代に制定された一夫一婦制の法律婚に至るまで様々な形があったことが分かります。
長い歴史において女性の地位は男性より低く、自分の意志で結婚/離婚の選択をすることはできませんでした。
現代になりようやく当人同士の意志での結婚が認められましたが、それでもなお結婚は”家と家の結びつき”と考える人が大半ではないでしょうか。
また、「妻は夫の所有物」という見方も依然としてあります。
本当に長い長い年月、女性にとって愛情でもって好きな相手と恋愛するなど夢のまた夢だったのです。
だからこそ私たち女性のDNAには古代以来長きに渡り、”女として自由意志で恋愛したい”という希求と切望が刻まれています。
- 一度結婚したら一生その夫を愛すべき
- 離婚は悪いこと
この古くからの価値観は少しずつ変わりつつあるのかもしれませんが、まだまだ集合意識として根強く残っています。
40代既婚女性が恋愛を楽しむコツ
根強く残る結婚制度と古い価値観。
その中にずっと生きるということは、一生恋愛しないよう自分を縛るということと同義です。
その状態では恋愛は楽しめません。常に罪悪感が付きまとうからです。
どうすれば、世間体を超えて恋愛を楽しめるのでしょうか?
いくつかポイントがあります。
40代既婚者の恋愛には目的がないと言われます。
結婚というひとつの社会的枠組みを超えて、いろんな意味でのパートナーを求めるからです。
これは40まで歳を重ねてこその境地かもしれませんが、今は若い世代でも婚姻関係を結ばず夫婦ではなくパートナーとして人生を共に歩む人も増えています。
それは従来の夫婦関係に比べると互いが自立し依存し合わない関係です。
だから互いの生活を乱すこともないのです。
打算なしに純粋に恋愛を追求できる、素晴らしいパートナーシップです。
まとめ
どれだけ年齢を重ねても、女性にとって恋愛はマジックです。
どんな高級エステサロンより、どんな高級な美容液より、女性を活性化させ綺麗にするのは恋愛です。
40代はこれまでの自分の人生を振り返り、今後の人生を考えるタイミングでもあります。
自分と向き合い、自分を解放し、今本当に自分が求めていることは何なのかを考える。
その時点ですでに、第2の人生を歩み始めているのです。
そこに恋愛が加わる。
女として求めたい、求められたい気持ちが残りの人生をどれだけ活性化するか。
既婚者だからと恋愛を諦める必要はありません。
既婚者の恋愛がすべて不倫で泥沼を見るというのは、今の社会の集合意識に過ぎません。
これまでの歴史が示す通り、また現代でも国によって夫婦や恋愛の形が様々なように、時代と共に変わっていくものです。
ただ一度の人生です。せっかくそんな相手と出会えたのなら、遅すぎると言わず本気の恋を何度でもしてくださいね。