ツインレイという概念や相手との出逢いを通じて、魂の歓びと同時に、何故か胸苦しさや、劣等感を強く感じるようになる方は多いと思います。
一体それが何なのか。
なぜ苦しいのか。
社会的立場の違いや前世からのカルマなど、実際には様々な背景がありますが、中でも避けては通れないのがインナーチャイルドとの向き合いです。
本記事では、ツインレイがインナーチャイルドと向き合う意味について、私自身のインナーチャイルドセラピーの体験を踏まえ、書いてみたいと思います。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドとは、自分の内側、潜在意識の奥深くにいる、とても純粋で子供のような心を持つもう一人の自分です。
諸説ありますが、インナーチャイルドにも人格があるようで、女の子だったり、男の子だったり、複数人いる場合もあり、その年齢も様々です。
このインナーチャイルドの存在が、私たちが大人になってからの人間関係にも様々に影響を及ぼします。
もちろん、ツインレイという存在との向き合いにおいても、とても影響が大きいです。
インナーチャイルドは、誰の心の中にも存在し、インナーチャイルドの傷がない人は誰一人いません。
インナーチャイルドとの向きあい
私自身、長い間、インナーチャイルドが深く傷ついていることを自覚していましたが、どうしても怖く、会いにいけませんでした。
幼い頃の純粋な自分は何度も傷ついて傷ついて、一番甘えたい時に、わがままを言ったり駄々をこねたりしたい時期に、全く子供らしくいられなかったことを知っているから、だから、その時の辛さを想い出すことはしたくありませんでした。
20代から30代にかけて、ある出来事から起きた精神的ショックとトラウマから立ち直ることが出来ず、鬱、不眠症、自律神経失調症など心身の不調を長く経験し、片道4時間かけて催眠療法に通った経験もあります。
それでも、インナーチャイルド療法にだけは足が向きませんでした。
内なる傷ついてきた純粋な自分に、今の自分がどんな顔を向けたらいいのか、なかなか勇気が出なかったのです。
ツインレイにとっての、インナーチャイルド
ツインレイと出会うと、例外なくインナーチャイルドと向き合うことになります。
今になって分かるのですが、何故か、相手に対して自分のコンプレックスが刺激されたり、劣等感や相手への嫉妬心、変な競争心が湧き、好きなのか嫌いなのか、求めているのか逃げたいのか、よく分からず混乱した時期がありました。
私の場合、今世においては私の方が肉体を持った人生経験を2倍近く、長く経験しています。
現実世界においてキャリアも積み、優等生に生きてきたはずの自分が、無性に相手に対して競争心が湧いてくるのが不思議でした。
「自分は自立できていない」と劣等感を感じ続けていました。
相手から何か言われたわけでも、されたわけでもないのに、自分でもなぜそんな気持ちが湧いてくるのか不思議でたまりませんでした。
過去記事でも書いていますが、ツインレイと出会うと、相手を鏡に自分の闇の洗い出しが始まります。
ツインレイと出会う目的は、経済的、精神的自立であることからも、「自立」に対する向き合いは必ず生じるものですが、その時感じる”闇の正体”はよく分かっていませんでした。
最近になってようやく、それはすべて、私のインナーチャイルドの傷であるということが腑に落ちたのです。
それも、過去世から蓄積してきたものであるということを。
ツインレイとは自分のインナーチャイルドと向き合わせてくれる存在であり、相手との向き合いの中で、インナーチャイルドの存在を無視することは決して出来ません。
真の自立へ向かうためにも、ソウルワークに生きる上でも、必ず必要なことです。
初めて出逢った、2人のチャイルドの心の叫び
奇しくも私自身、ソウルワークに生きると覚悟を決めた2020年、初めてインナーチャイルド療法を受けてみました。
正直なところ、意欲的に受けようと考えていたわけではなく、ツインレイセッションのお客様から奇跡のようなタイミングの導きがあり、流れのままに叶ったことでした。
なかなか予約の取れない、関西でソウルメイト(ツインレイではないかな?と感じるところもあります)の男女お二人でセッションされている専門家の方にお願いしました。
本来であれば半年以上待たなければならなかったはずが、私の守護霊、ガイドがとても急いでいたようで、キャンセル待ちの最前列に急遽入れて頂けたのでした。
私の中には、意外なことに二人のチャイルドがいました。
一人は、女の子。
「自分は愛されていないのだ」と、ずっと寂しかった、責め続けてきた女性性の象徴にも感じました。
小学校3年生くらいの、おさげをした女の子でした。
甘えることをずっと我慢してきたこと。
情けない、弱い自分を見せることを許せず、責めてきたこと。
兄弟姉妹もおらず、誰にも言えず、寂しく辛かったこと。
その子が私にこう言ってくれました。
「お姉ちゃんも大変だったよね」
「癒して欲しい、そして、自分の道を生きて欲しい」
「やっと自分の道を決めたんだね、良かったね」
そして最後に、
「おやつ、食べたい」
私は幼い頃、食べたいおやつを自由に食べられませんでした。
スナック菓子を思い切り食べることが夢だったようです。
もう一人は、男の子。
小学校5年生くらいで、暗い部屋の中で、下を向いて体操座りをしていました。
全身から、怒りが伝わってきました。
大人の私を、「信用していない」と言いました。
そして子供の頃、喧嘩の絶えない家族のバランスをとる役割に明け暮れ、いつも疲れ果てていたと。
「もう逃れたい!」
そうその男の子は吐き捨てました。
私の、傷ついた、劣等感にまみれた男性性の叫びのように聞こえました。
私は彼に謝りました。
辛いあなたを、ずっと置き去りにしてきてごめんね、と。
もっと無邪気に、自由に、子供らしく遊びたかったね。
もうその役割は終えて自由に生きるから、安心してと。
最後には、少し私のことを信頼してくれたようでした。
これからも続く、チャイルドとの向き合い
二人は、草原のような場所でじゃれ合って遊びながら、手を振って私を見送ってくれました。笑顔で、幸せそうでした。
「インナーチャイルドは癒された!」
意識を戻した私はそう感じましたが、違いました。
これからも折に触れて、彼らは私の中から出てくる。
だから、そのたびに抱きしめて、根気よく対話して欲しい。
そうセラピストの方から言われました。
実際、その後も、チャクラのヒーリングをしている時にハートチャクラから突然、チャイルドたちの「本当は、もっと無邪気に子供らしくいたかった!」という叫びが聞こえてきて、突然涙が流れたりしました。
また、インナーチャイルドの傷は、今世のみで形成されるものではなく、とても長い魂の輪廻転生の歴史の中で、その時代、その時代で受けた親や家族との関わりの中で蓄積されていくようです。
私の事例で言うと、いくつかの前世で私は、魔女狩り的に、部屋に閉じ込められた日々を送っていました。
当時の両親が世間体を気にして、私のスピリチュアルな力を表に出さないよう人目を避けて、離れに一人、孤独に暮らしていたようです。
子供の頃感じた孤独や寂しさ、なぜ今自分はここに生きているんだろうという、宇宙に帰りたいような気持ちになった時のことを今でも覚えています。
それは、頭では理解できない、魂の記憶。
そういった魂の記憶は、今もなお、深い意識にいる、もう一人の子供の自分から伝えられてきているのであろうと思います。
その声を無視せず、受け止めていくことが、ツインレイとの向き合うの上でも、自立してソウルワークに生きる上でも必要になってきます。
私は今、ツインレイから導かれたソウルワークの道で、自分のインナーチャイルドをひとつひとつ癒している。
彼らが叶えたかったことを今、叶えているという実感が強くあります。
まとめ
これからも、彼らとの向き合いは続きます。
これは誰もが、男性も女性も同じく、この命ある限り続く旅路であり、インナーチャイルドが悪いわけでも、傷ついていることが弱いことでもありません。
自覚していようと無自覚であろうと、皆、生まれてこの地上に肉体を持って生きている以上、必ず向き合うものです。
ひとつひとつ向き合い、手放し、新しいステージへ進めば進むほど、また新たなチャイルドとの出逢いがあるかもしれません。
彼らとの向き合いの中で、例えまた闇のような感情に飲まれるとしても、魂の成長のためには必要なことなのだと思います。
過去世の出来事であっても、それは決してなかったことにはできず、いずれ向き合い許し、手放していくものだからです。
内なるインナーチャイルドの存在を知って以来、自分の闇のような感覚が出てくるたびに、彼らの存在を想い出し、抱きしめるようにしています。
子供の頃、無条件に愛されなかったという傷。
いつも親の顔色を気にして、自由に生きる選択をしてこれなかったこと。
自分を責め続けたこと。
でも、だからこそ今、無条件の愛を学んでいる。
私は今世、自分の子供も、周りの人も、ツインレイも、無条件に愛せる、愛に溢れた人生を送りたい。
誰のせいでもない。自分の責任で、自立して自由に生きるという、魂の望む道をこれからも切り拓いていく。
ツインレイという存在、そして、ソウルワークの道を通して。
遅すぎるということは、決してありません。
気づけた時が、最善です。
インナーチャイルドを、抱きしめてみてください。
その日から、必ず何かが変わっていきます。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。