「この気持ちは、単なる執着なんだろうか?」
ツインレイと長く向き合い、相手を求めれば求めるほど、誰もが一度はこう考えます。
執着は手放した方が良いと分かってはいても、相手を愛すればこそ、難しいものです。
そして、愛と執着の違いはとても分かりづらいものです。
このコラムではツインレイにとっての「執着」という感情の理解、そしてどのように手放していけばよいのかを解説します。
執着という感情エネルギー
執着とは、ひとつのことや人に囚われて離れられないこと、を意味します。
ひとつのことに夢中になる。
誰かを一心に愛する。
それは言うまでもなく、素晴らしいことです。
それは執着ではなく、その物事や人に対する「愛」です。
では、それがどんな時、執着に変わるのか?
それは、そこに「囚われ」と「条件」、そして「依存」が生じた時です。
その人がいなければ満たされない
その人から期待通りの反応がないと枯渇を感じる
その人を思い通りにしたくなる
もしこのいずれかの感覚があるなら、それは純粋な愛ではなく執着かもしれません。
その場合、たとえツインレイという唯一無二の関係性であっても、二人の間に流れるエネルギー波動はとても重くなり、自分にも相手にもそれが足かせとなっていきます。
執着という感情エネルギーは、その深い思いとは裏腹に、その対象との距離を遠ざけてしまうのです。
ツインレイの真実の愛と執着の違い
ツインレイの関係性を育んでいくためには、「無条件の愛」が必要とよく言われます。
この世の通常の恋愛や婚姻関係には、だいたいの場合「条件」が付きます。
相手がいつも自分をかまってくれる
経済的に支えてくれる
自分だけを見ていてくれる
いつも愛の言葉を投げかけてくれる
親や世間が認めてくれる
学歴、職業、住まい、財力、、、
数え上げればキリがないほど、私たちは無意識のうちにも、相手に様々な「条件」を求めています。
もしもその条件が満たされないと相手を愛せないなら、それは裏を返せば、その条件を満たす相手へ執着していることになります。
しかし、ツインレイの関係性の場合、上記のような「条件」がほとんど当てはまりません。
実際、私自身も含め、私がセッションを通じて出会ったツインレイ女性たちほとんどが口にするのは、
「相手が素っ気ない」
「まったくチヤホヤしてくれない」
「愛情をなかなか言葉にしてくれない」
ということです。
それでもなお、無条件に相手を愛することができるかどうか。
相手の状況関係なく、いつも自分で自分を満たすことができるかどうか。
それがツインレイの真実の愛を問われるポイントであり、真の自立にもつながるものです。
ツインレイが執着を手放すために
執着を手放すということは、一瞬相手を失う恐怖にかられるかもしれません。
私が行動し続けなければ、諦めてしまえば、彼とのつながりが絶えてしまうのではないか?
相手を愛すれば愛するほど、そう考えるのは自然なことです。
私自身も何度もそう考えて、1年以上、相手からの反応が全くない状態で連絡を取り続けました。
そのことを後悔はしていません。
むしろ、とことん自分の想いに正直に動いたからこそ、結果的に「手放すことができた」と思っています。
それは、相手への愛を失うことでも、諦めることでも、忘れることでもありません。
彼が今どんな状態でも、自分のことをどう感じているとしても、関係なく私はずっと愛していける。
ただただ元気で、幸せでいてほしい。
そう心底思えた時、手放すことができたのです。
「手放せた」
その手放しの感覚は今でもはっきりと覚えています。
8か月の間連絡することを止め、時を待った上で、ようやく決心して送ったメールが、届かず返ってきてしまったのです。
メールアドレスが変わってる。。。もう連絡が取れない。。。
絶望にも近い気持ちでいた時、スマホを買い替えたタイミングで偶然LINEがつながりました。
LINEを送ろうかどうか。
1か月ほど迷った末に、何度も文章を考えては入力しかけました。
書いては消して、書いては消して、、、。
そしてついにそれを送ろうとしたある日、ふと力が抜けたのです。
「彼が幸せでいてくれたらそれでいい」
私は1か月以上繰り返し考えに考えた、そのメッセージを全消去しました。
その瞬間、私はようやく、相手への執着を手放すことが出来たのです。
その時感じた、深い愛の感覚。
そしてとてもスッキリとした、爽やかで清らかな感覚は今でも覚えています。
彼がいなくても、私は十分幸せでした。
とても満たされていました。
まとめ
執着を手放すと、その重い波動を手放した分、本来の愛の莫大なエネルギーが自分の元へ戻ってきます。
前述で私が体験したことは、まさにそれでした。
その分取り戻した本来の私の愛のエネルギーで、その約1か月後、奇跡の再会を果たすことができたのです。
執着を手放せた瞬間は、私が私自身の愛で自分を満たせた瞬間でもありました。
彼と会えなくても、連絡が来なくても、私は幸せ。
私はいつでも私を満たすことができる。
彼を追いかけ続けた2年間は、この境地を得るために必要な時間であったことは間違いありません。
出会えたこと、相手の存在そのものが宝。
心底そう思えた時、執着という重い感情エネルギーが消え、波動が上がり、結果誰よりも自分自身への愛のエネルギーを取り戻し、相手との距離が一気に縮まっていくことになります。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。