
「誰もが、生まれながらのボイスヒーラーなんだ」
これが、私がソウルワーク(魂の志事)の一つであるボイスヒーリングの道に入って、多くの方をセッションしてきた得た最も大きな氣づきでした。
本記事では、誰もが持って生まれたギフトである自分の声で自分や人を癒せるということ、本当は誰もがボイスヒーラーであることをお伝えしたいと思います。
ボイスヒーラーとは
ボイスヒーラーとは、自らの声や音を使って自分や人を癒すヒーラーのことです。特別な才能を持った歌手やアーティスト、ヴォイストレーナーの経験を持っていたり声の専門家でなければできないということはなく、自分自身と繋がり、自分本来の声を出していくこと自体が自分や周りに癒しをもたらしていきます。
ボイスヒーラーが行うボイスヒーリングのメソッドや方法は多岐に渡り、ヴォイストレーニングに近い発声を重視したものから、楽器の音をメインとしたサウンドヒーリング的なものまで多種多様です。日本国内では、渡邊満喜子さんや越智啓子さん、村山友美さんなどがよく知られています。
私自身はコミュニケーション講座の中で発声や滑舌練習を取り入れていること、また、ミュージシャン、アーティストの方に師事してヒーリングボイスの出し方と身体の使い方を学び、そこへチャクラヒーリングや真言(マントラ)の学びなど複数の叡智を組み合わせ、クライアント様のその時の心身魂の状態、ニーズに合わせたボイスヒーリングをカスタマイズしながら行っています。
詳しくはこちらのボイスヒーリング講座・ワークショップのページをご参照ください
高まるボイスヒーラーの需要

今、社会状況の急激な変化の中で、人々の集合意識がどうしてもマイナス思考へと傾き、以前とは比較にならないほど多くの人が癒しの力を必要としています。
カウンセラー、ヒーラーへの需要が、今後さらに高まっていくとも言われます。
”何かが見えたり聴こえたりしないと、ヒーラーになれないのでは”
”霊的能力を持っている、特別な人しか無理なんじゃないか”
そう思い込んでいる方が多いと思いますが、決してそうではありません。
これからは、一家に一人ヒーラーが必要な時代とまで言われます。
裏を返せばそれくらい、ヒーリング(癒し)の力とは特別なものではなく、本来私たち誰もが、一人一人が生まれながらに持っているパワーなのです。
ヒーラーといっても様々な種類やカテゴリーがありますが、私が行っているボイスヒーリングは文字通り、声の力でエネルギーを動かし、癒しと変容を起こしていくヒーリングです。
誰もがボイスヒーラーになれる

声は誰もが生まれながらに持っている、最高最善の楽器であり、音霊です。
世間では一般的に、高く透き通った声が美しくて良いなど、声に対する刷り込まれた先入観があります。
しかし、本来声には良いも悪いもなく、誰にとっても自分の声がもっとも高い癒しの周波数と波動を持っているのです。
それは大人だけではなく、まだ幼い子供たちも同じです。
クラスの皆で一緒に声を合わせて合唱したり、気の置けない友達とカラオケで無心に声を張り上げ歌う瞬間、最高に気持ち良く、解放された気分になった経験がきっと誰もが一度はあると思います。
プロの歌手やアーティストでなくても、生まれたばかりの赤ちゃんにも、その声の波動には愛と癒しのエネルギーが満ちています。
特別な資格や、歌手のような歌唱力がなくても、本来私たちは皆、”生まれながらのボイスヒーラー”です。
ヒーリングボイスの出す上で心がけること

ボイスヒーリングに当たって必要なことはただひとつ。自分本来の声を出していくことです。それこそがヒーリングボイスであり、ヒーリングボイスとは文字通り、自分や周りに癒しをもたらす声のことです。
ヒーリングボイスは、訓練すれば誰もが出すことができますし、実は無自覚にすでに出せている人もいます。
あなたと話していると癒されると言われたり、人からよく相談されるタイプの方は、すでにヒーリングボイスを出している可能性が高いです。私も幼少期からそうでした。
ここでは、ヒーリングボイスを出すために日常から心がける3つこと、そしてヒーリングボイスの出し方をお伝えします。
日頃から本音を言う
私たちはこの地上に生まれてから成長するにつれ、だんだんと本当の自分を抑え込み、自分本来の魂の声を忘れていきます。
上記記事にも書きましたが、和と空気を重んじる、出る杭は打たれる風潮が根強い日本では、ハートチャクラ(第4チャクラ)と喉のチャクラ(第5チャクラ)を閉じている人が、欧米諸国に比べ圧倒的に多いそうです。
つまり、「本音を言えない、言わない」ということです。
本音を抑えると、声の力はどんどん、その人本来のエネルギーを失っていきます。
いつも口先から声が出ているような感覚でうわずった声になったり、喉元が詰まっていつも苦しいように感じたり、風邪をひいているわけではないのに痰が絡んだり、咳き込んだりということが起きてきます。
よく言われる、”口先で物を言っているだけ”、ということになりその言葉にはエネルギーが宿りません。
結果、説得力がなくなったり、相手に伝わりにくくなったり、どんなに良い言葉を連ねても相手の心に響かせることが難しくなります。
人の心を癒し動かすのは”言霊(ことだま)”であり、”言葉”そのものではありません。
言葉+その人本来の声のエネルギーで、はじめて相手に伝わる言霊となり得ます。
氣持ち良く歌う
歌うことはヒーリングボイスを出す上でとても手軽な習慣です。歌のテクニックや発声の技法などは関係なく、自分が歌っていて氣持ち良く心地よく感じることが大切ですから、友達とカラオケで歌ったり、一人カラオケを楽しむこともOKです。
一般的にカラオケで高得点を出したり、歌が上手いと言われる人がヒーリングボイスを出せているかというと別です。大切なことは技術ではなく、歌っている本人がどう感じているか。外の反応や評価を氣にして声を出すと喉のチャクラが詰まり、本来の響きやエネルギーにはなりません。
吐くことを意識して深い呼吸をする
呼吸とは、呼氣(こき)=吐く息、そして次に吸うの並びで成り立っている言葉です。その成り立ちの通り、呼吸とは吐くことが先です。
息を吐いて空いたスペースに、吸う息が自然に入ってくるのが呼吸の原理ですので、吸うことを意識すると呼吸が浅くなってしまいます。
吐き切れていない、つまり、スペースがないところにさらに息を入れようとしても入らないからです。
呼吸を深めるには、まず吐くことを常に意識することが大切です。そして、しっかりと吐き切るためには丹田(下腹)の力が必要になります。
ボイスヒーリングの講座では、この下腹に力を入れるボディワークも取り入れています。
ヒーリングボイスの出し方

ヒーリングボイスとは、良い声、悪い声、などと誰かから評価されるものではありません。自分が自分の身体という楽器の内側で響かせて氣持ちがよければ、それが間違いなく自分にとってのヒーリングボイスとなります。
ボイスヒーリングセッションではより詳しく、ナビゲートしながら一緒に声を出すことで体感していただけます。
グラウンディングする
まずはしっかりとグラウンディングして地球の中心と繋がります。これなくして、ヒーリングボイスを出すことはできません。
グラウンディング方法はYoutubeでも様々な方法が紹介されていますが、なかなか一人だと集中できなかったりイメージが持てなかったりしますので、そのため最初は一緒にボイスヒーリングのセッションの中でワークをすることをお勧めしています。
自分の内側と繋がる
グラウンディングができたら、自分の内側と繋がっていきます。瞑想と同じで、脳波はアルファ波からシータ波に近づいていきます。
お腹(肚)から声を出す
自分としっかりと繋がったら、丹田(下腹)を意識して声を出していきます。その時、良い声を出さなきゃとか、他の誰かに変に思われたくないなどそういった思考が働いてしまうと喉のチャクラが閉じてしまいます。
ですので、喉からというより、肚(はら)、チャクラでいうと第2チャクラを意識して出していけると良いです。
ボイスヒーラーになるのに特別な才能や資格はいらない

「将来ボイスヒーラーになってみませんか?」と尋ねると、最初多くの方がこう言われます。
「ボイストレーニングもしたことがなく、自信がないです」
「大きな声が出せないので難しいかなと思います」
「人前で声を出すのは恥ずかしいです」
「自分の声が好きになれません」
など、、、
ボイスヒーラー、と聴いただけで、何か特別な声のトレーニングを受けた人にしかなれないものという印象を持たれるようですが、少なくとも私が行っているボイスヒーリングは、特別な才能や資格は一切必要ありません。
前述の通り、声のヒーリングの力は誰もが元々、本来持っているものだからです。
その人本来が持っている魂の声を取り戻し、発揮していくことさえできれば、声を出すことが好きであれば、本当に誰もがボイスヒーラーになれますし、すでにボイスヒーラーなのです。
真の自分を本音で生きた時、自らの声で望む愛と豊かさを巡らせることが本当に可能になるのです。
そのことを実際に体感していただく上でも、ぜひ一度ボイスヒーリングを体験いただきたいと思っています。
まとめ

風の時代は医療や薬ではなく、目には見えない癒しの力で心身の病を未然に予防していくことにより多くの人々の関心が集まります。
前述の通りヒーラーの需要が高まっていることから、1日のカリキュラムを1回受けただけで認定書が発行されるケースも少なくありませんが、本質的には、資格を取ればヒーラーとして活動できるかというとまた別です。
ヒーラー本人が本当の自分の魂の道を生きない限り、どんなに立派な肩書や資格があっても人は集まりません。
これはヒーラーに限らず、どんな分野のソウルワーク、ビジネスにおいても同じです。
必要なのは、資格や権威でも、学歴でもありません。
厳密には、スピリチュアルな特別な能力でもありません。
なぜなら、誰もが元々スピリチュアルな存在なのであり、生まれながらのヒーラーだからです。
ただし、本来のその魂の叡智と力を発揮するには、
- 本当の自分を、本音で生きること
- 自分の心身の波動を日々整え、高め続けること
- 自分を信頼していくこと
この3つが必ず必要になります。
ボイスヒーリングを続けていくことで、波動が上がり意識レベルが高まっていきます。人生が自分本来のものに変わっていくのです。
声の力は、それくらいパワフルなものです。
今こそ、あなたも生まれながらのボイスヒーラーであり、そのヒーリングボイスで愛する人を癒し、勇氣づけ、エネルギーを与えていく力があるということを体感してみて欲しいと思います。
そして、自らの声で、いつでも愛と豊かさを創造する力があるということを思い出してみてください。

唯一無二の最高の楽器でもある自らの声は、最善の癒しと強力な現実創造のパワーを生み出します。
自分を深く知り、癒し、内なる自分自神とつながり、真実の愛を伝え、本音で本当の自分を生きるためのヒーリングセッション・講座です。