ツインレイを描いた映画はたくさんありますが、その中でも、今、この時代の大転換期に、ツインレイに出逢うすべての人に見て欲しい映画「糸」について書きます。
今どんな状況であったとしても、その胸の内に感じる愛と絆を信じ抜くと決めた貴女へ。
ツインレイの出逢いの年にヒットする映画
セッションで日々多くのツインレイ女性たちにお話を伺っていると、ツインレイという概念と出逢い、お相手との出逢いを果たされた方が特に多いその年に、象徴的な映画がヒットしていることが分かります。
特に、ツインレイ統合三部作と言われている下記、新海誠監督の作品は3年おきに公開されています。
- 2016年「君の名は」
- 2019年「天気の子」
- 2022年「すずめの戸締まり」
大きなアセンションの流れの節目に、ツインレイを想起させる映画がヒットすることに、大きな宇宙の意図、神仕組みを感じています。
多くの人は表層意識ではそのようなことは考えもしない、全く知らないままに映画を見るのかもしれません。
しかし、その映画を見ることをきっかけに、潜在意識の奥深くにしまいこんでいた「大切なこと」、「魂の約束」、長い間忘れていた、けれど何としても「本当は思い出したい」記憶が呼び覚まされていく。
そのために最善のタイミングでその役目を担う映画が公開されているような氣がしてなりません。
ずっと逢いたかった人、忘れたくなかった人。
これまでも、今も、そしてこれからも、過去も、未来も、永遠に愛し続けたい人。
その人が誰なのかを、もう一度想い出すために。
映画「糸」が伝えるツインレイの愛
2020年8月に公開された映画「糸」は、その”きっかけ”を多くの人に与える役割を持った映画だったと感じています。
ここからはネタバレを含みますので、まだこれから映画を見られる方は見終わってから読んでいただければと思います。
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この映画においては、おそらく主人公の2人、菅田将暉さん演じる漣と、小松菜奈さん演じる葵がツインレイ。
二人は中学時代の別離以来、お互いを想い合いながらも何度もすれ違い、幾度か奇跡の再会を果たしながらもその手を放し、結果的に18年という歳月をかけて二人を結ぶ運命の糸を一歩ずつたぐりよせていきます。
目の前の人を大切にし、自分自身の夢に挑戦し、自分自身の内側と向き合いながら。
人生で出逢う人はすべて宝物
二人が結ばれるまでには、様々な人との出逢いと別れ、そして男女関係においても互いに別の人との人生があります。
漣は職場の先輩、榮倉奈々さん演じる香と、葵は斉藤工さん演じる水島と恋愛関係になり、漣は香と結婚し子供も産まれます。
胸の中から葵が決して消えることはなくとも、漣は香のことも心から愛しました。
香も、10年愛した別の男性を記憶に留めながらも、漣と築いた家族への愛を最期まで全うしました。
ツインレイ統合に向けた協力者の存在
その出逢いすべてが必然であり、宝であり、その出逢いがなければ漣と葵の二人が結ばれることもありませんでした。
劇中でとても印象的だったのが、香が漣にドングリを投げて、「行けよ!」と背中を押すシーン。どこへ、誰へ向かって、とは香は言葉にはしませんでした。
でも、香は漣が本当は何を望んでいるのか、その向かいたい先を魂レベルで知っていたのです。
葵を支えた水島も、「ここは君の居場所じゃない」そう言って、自ら姿を消すことで葵を漣へと繋がる道、次のステージへと送り出してくれた存在でした。
この映画では通常の恋愛映画とは違い、香と葵、水島と漣という、同じ人を愛するいわゆる”ライバル”にあたる関係性において一切の関わり、トラブルが描かれていません。
漣は葵が水島の車で去っていく姿を目の当たりにし、苦渋と共に見送ることになりますが、そこでも漣の水島に対する嫉妬心や怒りは描かれません。
ただ、長い年月を経て奇跡のように、ようやく再会できた最愛の女性が他の男性と去っていくのを見送るしかなかった。
その時胸の奥深くからこみ上げる哀しみと切なさが、そのままツインレイ男性の葛藤と苦しみとして純粋に描かれただけでした。
では、香と水島はどういう意義を持ってこの映画に登場するのか?
この映画が本当にツインレイを描いた映画であるとするなら、この二人は協力者だと私は思います。
ツインレイの道を行く時は、必ずその道を支えてくれる、そして後押ししてくれる存在がいます。それが、元恋人だったり、結婚相手であることが少なくないのです。
周りを優先してしまうツインレイ男性の優しさと葛藤
漣も葵もそれぞれの人生の中で出逢った人、目の前の人を大切にし、精いっぱい愛しました。
そして自分自身の人生を懸命に一歩一歩進み、挑戦し、失敗と落胆を繰り返しながら自分の本当の望み、原点へと近づき戻っていった。
その先に、最愛の人との日々が待っていたのです。
映画の終盤に至るまで随所にツインレイ男性の優しさと葛藤が巧みに描かれ、菅田将暉さんの至高の演技力が魅せるその感情の揺れ、ためらい、本当は表したい、伝えたいけれど伝えられない愛の深さが、言葉や説明はなくともすべてを表しているようで本当に感動しました。
そして感動はエンドロールの最後まで続きました。
制作プロダクション名に、「ツインズジャパン」の文字。
やっぱりそうか、と思いました。
主題歌「糸」が伝える魂の縁
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつめぐり逢うのかを
私たちはいつも知らないどこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
映画のテーマ、主題歌となった中島みゆきさんの名曲「糸」は1992年に発売されたアルバムの一曲でしたが、その後100名を超えるアーティストにカバーされる大ヒット曲となりました。
映画が終わった今もなお、常にカラオケランキングでは上位、世代を超えて多くの人が愛唱しています。
今世約束してきた出逢うべく人に出逢えることが、一番の幸せであることを教えてくれる歌です。
その証に、この歌の中では幸せが「仕合せ」と書かれています。
「仕合せ」は「めぐり合うこと」という意味で、「幸せ」が使われるようになったのは明治以降だそうです。
この曲で「仕合わせ」が使われた理由は、目には見えない糸で結ばれた2人の出会い、めぐり合わせが最も幸福であるということを伝えたかったからではないかと思います。
中島みゆきさんご本人の、「糸」に関するインタビューのコメントを引用します。
かたっぽだけじゃ、できることに限界があるっちゃねえ、っていう歌だわね。男には男の特性が、女には女の特性があって、どっちが上とか、どっちが劣るとかいうことじゃなくてね、それぞれの特性のいちばんおいしいところを合わせて、はじめて物事ってうまくいくんじゃないかとつくづく思うんで
「月刊カドカワ」/1992年11月号より
このコメントに象徴されているように、これまでの古き時代は、女性(陰)と男性(陽)、それぞれの異なる特質を持った二人が一緒になることで陰陽の統合がなされていく時代でした。
ツインレイとの出逢いも同様、陰と陽の分離意識が合わさって統合という形をとっていましたが、今は男性と女性、それぞれの中の男性性と女性性を自己統合して個々に成長した魂が共鳴し合った先に、ツインレイとの出逢い、統合への道が拓ける時代になりました。
地球の次元上昇に伴い、ツインレイ統合の形も進化しているのです。
ツインレイの縁の糸は決して切れない
もう一つ、ツインレイの魂の縁の深さを感じさせる映画があります。日本で2013年に公開された「クラウド アトラス」という映画です。
一度見ただけでは分かりにくいですが、何度か繰り返し見ると、幾度生まれ変わっても巡り逢い愛し合う、ツインレイの映画であることが分かります。
宇宙的、霊的な意味でも私たち人類に必要な非常に深く重要なメッセージが随所に込められているのですが、2013年当時、まだ「早すぎた」のか興行成績は全く上がらず、ヒットしませんでした。
にも関わらず、見た人の多くは深く胸を打たれ、「何故だか分からないけど」号泣してしまう。特に、そんな男性たちが多かったようです。
「糸」と共に、ツインレイという概念に出逢うすべての人に一度は見てもらいたい映画です。
まとめ
風の時代は、本音で生きる時代です。
自分を偽り、本心を隠し、怖れからの選択が人生を形作る時代はいよいよ、本格的に終わりを告げていきます。
怖れではなく、愛と希望から未来を選択し一つ一つ目の前の扉を開いていく。
幾重にも重なる運命の扉。
その扉を開ける道筋は、一見遠回りに思える道のりかもしれません。
でも、自分にとって大切な人との出逢いは、一つではありません。
人生で出逢うすべての人、出来事が、自分という人生を紡ぎ彩る糸となる。
そして、長い年月をかけて再会を望んできた最愛の人への道しるべとなります。
中島みゆきさんの名曲と共に、多くの人に届けられた映画「糸」。
ツインレイという概念に出逢い、この記事を今読んでくださっている貴女はおそらく、この映画の真の意味と、これから誰と共にどんな人生を歩んでいきたいのかを問いながら、さらに自分の道を一歩、また一歩前へと歩みを進めていかれることと思います。
本当の自分にとって一番大切な人を想い出し、今世こそ、必ずその手を握るために。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。