宇宙の法則、という言葉がずいぶん世の中に普及し、様々な書籍も出版され、「引き寄せの法則」を始め、その概念も広く知られるようになりました。
本格的な風の時代に入り、地球が未だかつてないスピードで波動を上げている今、地上にいる私たちの内側も様々に揺れ動く時期です。
本記事では、激動の時代を軽やかに、自分の本質を生きるために効果的な、「宇宙の法則」について解説してみます。
宇宙の法則とは
宇宙の法則とは、この世界、宇宙に存在する生きとし生ける万物が逃れることのできない原理原則、自然法則です。
その影響は目に見えない精神世界にとどまらず、物理的な現実世界にも及ぶもので、どれだけスピリチュアルを訝しく感じようが、毛嫌いしようが、この宇宙の法則に反することは誰も出来ません。
主な宇宙の法則とわかりやすい事例
宇宙の法則には様々な説や種類がありますが、中でも一般的によく知られている7つの法則をピックアップし、わかりやすい事例をまじえて解説します。
波動(周波数・バイブレーション)の法則
類は友を呼ぶ、という言葉があるように、同じ波動を持つ物、人同士は引き寄せ合い、自然と集います。
この世のすべてのものは、私たちの耳には聴こえなくとも”音”を持っていると言われ、その音とは”周波数”です。
ラジオ番組をチューニングするように、私たちは日々、その瞬間瞬間、自分が発する周波数で人や物事を引き寄せています。
例えば、嬉しい時にはポジティブな周波数を、心配や怖れに苛まれるときはネガティブな周波数を放つため、結果的にその周波数にチューニングがあった出来事を体験することになります。
人は、自分の見たいもの、聴きたいことしか目や耳には入らないようになっています。
この波動の法則により、自分の周波数に合ったものしか検知できないようになっているのです。
引き寄せの法則
数ある宇宙の法則の中でも、最もその名を知られた法則で、上述の波動の法則と深く結びついています。
この引き寄せの法則は、エイブラハムという高次元にある宇宙存在の叡智から降ろされたと宇宙法則と言われています。
類は友を呼ぶ(①引き寄せの法則)に加え、意図的に思い描きイメージした事柄が現実化エネルギーとして創造されること(②意図的な創造の方法論)、そしてそのエネルギーが実際に現象化することを自分が自分に許可して受け入れること(③許容し、可能にする術)、の3つを唱えています。
この3つ目の解釈が若干複雑ですが、とにかく、自らに起きてくる出来事に流れのまま抵抗せず、ありのまま受け入れるという、清濁合わせ飲む、軽やかな風の時代ならではの解釈をすると分かりやすいかと思います。
2022年4月に出版された本田健さんによる新訳の書籍を読むと、より分かりやすく書かれています。
カルマ(原因と結果)の法則
カルマ(業)とは、サンスクリット語で、原因を創り出す”行為”や”創造”のことです。物事には必ず原因があり、その原因に応じた結果を私たちは受け取ったり、体験しているに過ぎないということです。
時々因果関係が分かりづらく、納得がいかないと感じる出来事が起こる場合があります。
それは、今世ではなく過去世で自分が作ったカルマから、今世その結果を受け取っている場合です。
過去世で誰かを騙してお金を奪ったならば、今世、その誰かにお金をだまし取られるという経験をする可能性が大いにあります。
私は何も悪いことをしていないのに、なぜこの人に騙されなければならないのか? そう納得がいかない場合でも、必ずその因果は存在し、その多くは記憶のない過去世である可能性があります。
ツインソウル・ツインレイの法則
ツインソウル、ツインレイとは、ソウルメイト(魂の友)の中でも特に、関係性の深い魂のパートナーを表します。
人は誰でも、そういった魂の縁深い仲間に出逢う可能性を秘めており、特に風の時代に入った2021年以降、その出逢いが加速的に増えています。
特にツインレイは唯一無二の存在であり、魂の片割れ、とも表現され、宇宙的パートナーシップとも言われ、その関係性は一般的な男女の恋愛関係とは異なります。
互いに学び合い、魂を成長させ、自分の本質に生きることで地球のアセンションに貢献していくことが出逢う理由なので、必ずしも共に人生を過ごしたり、3次元的な結婚をしたりするわけではありません。
ツインソウルもツインレイも、自分と非常に似た周波数を持っています。
ツインソウルの場合はとても近い波動で、一人につき男女合わせて12人いると言われています。前述の波動、引き寄せの法則からすると、自分本来のエネルギーで自分らしく生きた時、職場や趣味などの現場で、出逢いは必然に起こってきます。
ツインレイの場合は元は一つの魂なので、互いに自分の魂の在り方そのままで本質を生きれば、究極、まったく同じ周波数を放つことになります。
実際、ツインレイカップルによっては、身体の臓器が発する波動数値がすべて一致しているということもあるようです。
ただ、ツインレイだからといって、最初から周波数が合うわけではなく、互いに自分の本質に生きなければ、二人の周波数は合っていきません。
ツインレイが出逢えるのか、出逢った後に一緒に過ごせるのかどうかは、どこまで私たち一人一人が、魂の本質、ありのままの自分の周波数で生きられるか?にかかっています。
ワンネスの法則
私たちの両親から、その上の祖父母、曾祖父母、またその上のご先祖を永遠にさかのぼれば、元はみな一つという考え方が、ワンネスの法則です。
元は一つだったので、あの人、この人、Aさん、Bさんという区別もなく、性別をも超えて、誰もが自分であるという感覚です。
しかし、全員が親和性のあるワンネスの世界では魂を成長させにくいために、それぞれに異なる肉体を持って分離して生まれ、時に比較されたり対立しながら、日々切磋琢磨し、学び成長しようとしているのが私たちの人生です。
人は自分に全く内在しないエネルギーは、相手にも見いだせないようになっています。
たらいの水の法則
これは、江戸時代を生きた二宮金次郎さんが残した言葉と言われています。近代では、経営の神とも言われた松下幸之助さんも伝えている宇宙法則です。
たらいに入った水を手前から両手で押しだすと、たらいのヘリにあたって水は周り回って手元に返ってきます。(下図参照)
つまり、何かを与えると、必ず与えたものを宇宙から受け取ります。
しかし水を手前に向かってかくと、その水はたらいの手前のへりにあたり、遠くへ行ってしまいます。(下図参照)
何かを得ようとして執着したり、人から奪おうとすると、結果、その欲するものは遠くへ逃げていきます。
よく、利他の心で、と言われますが、誰かのためにと真心で行った行為は、必ず何倍にもなって宇宙から自分に還ってきます。
先に、愛を与える。すると、与えた愛が返ってくる。
愛を奪おうとすれば、奪われる。
それがたらいの水の法則です。
リズムの法則
宇宙の万物は常にリズムを刻み、変化し続けています。
止まっているように見える時計が、ゆっくりと、しかし確実に動いているのと同じように。
日の出、日の入り、月の満ち欠けをはじめとする天体の動き、植物たちの発芽や開花、渡り鳥の飛来、海洋生物の移動など、私たちの先祖である古代人はこうした自然界のリズムをありのまま受け入れ、畏敬し、そのリズムを崩すことなく調和の元に生活していました。
日が暮れるとともに就寝し、日の出と共に起床することもごく自然なことでしたが、今は24時間消えない電気、視線はいつも手元のスマホやパソコン、天空を仰いで太陽や月、星々の動きに意識を向けることもなくなり、自然界のリズムからズレて生きることで様々な弊害が起きているのが現状です。
新月、満月のタイミングで体調を崩したり、眠気に襲われたり、大きく症状が出る人もいますが、それこそが宇宙のリズムに乗っている証です。
抵抗しないでゆっくりと休み、自分を愛する時間に出来ると、どんどん流れとリズムに乗っていけます。
宇宙の法則で人生の三大お悩みを解決する
こういった宇宙の法則をうまく活用して、私たちが人生において悩む様々な事象をもっと軽やかに遊ぶように超えていくことも可能な時代になりました。
人生における下記三大お悩み事項を、宇宙の法則で超えていく方法を解説します。
お金・ビジネスの悩み
お金は物質ではなく、その本質は愛のエネルギーです。
お金に対する”ネガティブ”な観念を私たちは様々な形で刷り込まれてきていますが、それをまず、手放すことが必要です。
- 自分を愛することに惜しみなくお金を使う
- 自分が与えた分、しっかりと受け取ることを自分に許可する。
- 自分には受け取る価値があると認める。
自分を愛するために使った(与えた)お金は、宇宙から必ず別の形で返ってきます。
お金がないと生きていけないという、お金により支配された思考を解放し、今こそお金という”縛りの人間ルール”から自由になる時を私たちは迎えています。
お金はエネルギーなので、”無”からも生み出されます。
はっきりと、シンプルに宇宙に意図した時、使ったはずのお金が財布に戻ったり、まさに”棚ぼた”という言葉通り、突然、思いもよらない形で仕事が入ったり臨時収入があったりします。
それは、宇宙法則による、”錬金術”とも言えます。
労働でしかお金は得られない、好きなことばかりしていてはお金は入らない、というのは真実ではありません。
必要なお金という愛のエネルギーは宇宙からいつでも与えられる、と安心して過ごしていくことが大切です。
健康の悩み
人が健康について想い悩む、その根底にあるのは、老いや病気、死への恐れです。
病気はネガティブなもので、忌み嫌うもの、と捉えがちですが、時に人生の軌道修正をしてくれるギフトになります。
そう捉えれば、病気は紛れもない、気づきを起こしてくれるギフトですし、老いること、死を迎えることも宇宙の愛です。
死は生のもう一つの形。
目には見えなくなるだけで、本質である魂は永遠です。
もし、私たちの肉体が永遠に生き続けるなら、今を大切にできるでしょうか?
思い切って、やりたいことにチャレンジしようと思えるでしょうか?
人生は、長くてもせいぜい100年、宇宙から見れば一瞬の煌めきです。
健康に気を配り肉体を大切にしながらも、結果は宇宙に委ね、この肉体がある時にしか体験できないことに思い切ってチャンレンジしたり、怖れを超えて冒険すること。
そして、それぞれにある肉体のウィークポイントをケアしながら、清濁併せのみ自分のぺースで人生を謳歌することが大切です。
人間関係の悩み
宇宙の法則により最もわかりやすく消え去っていくのがこの人間関係の悩みです。
自分の波動(周波数)さえしっかりと整えていれば、今の自分にとって必要なご縁は勝手に引き寄せられ、そして、もう必要のない関係性は解消されていきます。
これまで親しかった友人や恋人から突然嫌われたり、連絡を絶たれたりするのもその合図です。
その時は、その流れに抵抗せず、「これまでありがとう」と感謝で卒業していく時を迎えたということです。
感謝は宇宙最強の波動です。
人間関係の悩みが起きやすい職場や家庭においても、感謝の気持ちを抱いた途端、相手が異動したり転職することで知らぬ間に解決したり、離婚が円満に成立したりします。
まとめ
風の時代に入り、文字通り宇宙の風に乗って生きる時代へと突入した今、不自然なものはどんどん淘汰されていきます。
世の中、社会からも淘汰されていきますし、私たち一人一人も、本来の自分、自然体の自分の姿に戻るよう促されていきます。
今住んでいる場所や仕事、身を置く環境が自分のエネルギーに合っていない、不自然であるならば、それは否応なく、好む好まざるに関わらず変化を促されることになります。
それは直感という形で降りて来たり、別の人の口から伝えられることもあります。
その結果、何を選択するかは、宇宙は私たちに委ねます。
YESも、NOも、宇宙は両方OKです。
正解と間違い、成功と失敗、善と悪という二極性を超えたところに宇宙の愛があるからです。
宇宙の法則の根底にあるのは、愛だけです。
宇宙は人をジャッジしたり、指示したり、罰を与えたりしません。
その愛を信頼し、自分というもう一つの宇宙を信頼し、安心して宇宙法則、流れに任せていくこと。
宇宙の法則を肌で感じられる、自然の中に身を置く時間を持つこと。
激動の時代を迎えている今こそ、この宇宙の法則を改めて見直し、日常で意識して活用していけると、もっと楽に楽しく、望む未来へと移行していけます。
私自身もそう信じて、声の力で自分やセッションに来て下さる女性たちの可能性を拓き、魂の声を聴きながら日々を生きています。
時に不安になっても大丈夫。
不安や怖れを排除しようとせず、そう感じる自分を否定せず愛し、受け入れるだけで、リラックスして安心できます。
決して一人ではない、孤独ではない。
何が起きても、いつも宇宙の見守りと愛があるということを忘れないでください。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。