今、地球全体がどんどん次元を上げ、社会も大きく変わり、大きな転換期を迎えている中、一番私たちに問われていること。
そして、私たちが一番、胸の奥で強く望んでいること。
それは、「自分を信じること」です。
本記事では、自分を信じるためのスピリチュアルな方法について解説していきます。
自分を信じるスピリチュアルな意味
自分を信じるということは、当たり前のことのようで実は誰にとっても、とても難しいことです。
その理由のひとつに、私たち人間は、何かが達成できた自分や、上手く成し得た自分、他人から評価されるなど、現実世界で目に見える形で起きる何らかの条件付きで自分を信じることは出来ても、無条件に自分を信じることがなかなか出来ないからです。
無条件に自分を信じられるということにこそ、次のようなスピリチュアルな深い意味があります。
自分を真に愛せている
自分を信じるということは、自分を愛するということです。
私が好きな平原綾香さんの名曲に、Jupiter(ジュピター)という歌があります。その中に、こんな歌詞の下りがあります。
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと
この歌詞を聴いた時、涙が溢れました。
なぜ辛いのか?
それは、私が私を信じていないからだ。
だから相手のことも信じられないんだ、と気づいたのです。
「私が私を信じてあげなくて、愛してあげなくて、一体誰が私を信じ愛してくれるの?」
と、鋭く自分に問うたことを今でも鮮明に覚えています。
自分以上に、自分を愛せる存在はいません。
自分が自分を全く信じられない、愛せないのに、相手に信じてもらうこと、愛してもらうことは不可能です。
自分を真に愛せているなら、自分を信じられます。
宇宙と自分自神(ハイヤーセルフ)と繋がっている
自分を信じるとは、宇宙、自分自神(ハイヤーセルフ)と繋がっている、ということでもあります。
この繋がりが持てている時、私たちは特別な理由なく、文字通り無条件に自分を信じ安心していられます。
例えば直感的に動ける時というのは、この繋がりがしっかりとあり、根拠なく自分を信じられている時です。
私たちは皆、生まれた時は誰もがこの繋がりを当たり前に、強く持っていました。エネルギー的にはへその緒が宇宙と繋がっているようなイメージです。
しかし成長するにつれ、親や社会から刷り込まれる様々な価値観、固定概念により、その繋がりは徐々に薄くなり、絶たれていきます。
自分を信じるより、周りの大人や社会、学校で教えられることを”正しさ”とし、それに沿って生きるようになるのです。
ありのままの自分を自己受容出来ている
自分を信じるとは、ありのままの自分を受け入れるということでもあります。
他人と比較して優れている自分だったり、誰かから愛される自分のことは受け入れられるけれど、たった一人でいる自分、弱い自分、傷ついた自分は受け入れられないというような、自己価値観、自己肯定感が低い状態だと、常に周りの反応に左右されてしまい自分を信じることが難しくなります。
私たちは魂を本質とした存在で、多次元の生命体です。目に見える肉体のみならず、その外側を取り囲むエーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体といった目には見えないエネルギー領域も有している存在です。
それらすべてを含めて”自分”という存在であるため、感情、精神、魂、もっと言うと過去世におよぶすべての魂の歴史まで含め、”ありのままの自分”です。
今世の出来事だけでは説明のつかない、魂、潜在意識に刻まれた感情や苦い経験さえも受け入れていくことが、真に自分を愛し信じることに繋がります。
自分を信じる効果と大切さ
前述の通り、自分を信じるとは、私たちが人生を生き抜いていく上でとても大切で、基盤となる最も重要なことです。
だからこそ幼い頃から、自分を信じる大切さを家庭や学校でも教えられてきましたし、何か新しいことにチャレンジする時、受験の時など人生の大きな節目において、自分を信じる力はその都度、誰もが問われてきた経験もあります。
しかし大人になった今、いざ、「あなたは自分のことを信じていますか?」と聞かれたら、貴方はどう答えるでしょうか?
「まあまあ、信じている」
「80%くらいは信じられてる」
「自分を信じるということがよく分からない」
これまで私がセッションに来られたお客様や、友人に質問してみたところ、最も多かった答えは上記の3つでした。
私自身も含めですが、誰もが「100%自分を信じています」とはなかなか言えません。
それは、多くの人が、”100%自分を信じられている状態”を体感したことがない、というのもありますし、まったく不安や怖れが皆無の人間など、そう滅多にはこの世に存在しないからです。
だからこそ、自分を信じることの効果と重要性は、想像以上にとても大きいのです。
自分を信じる効果としては主に下記5つが挙げられます。
迷いがなくなり直感的に行動できる
自分を信じられると、思考であれこれ考えたり思い悩むことなく、直感的に行動できるようになります。
例えば、今日はAランチかBランチ、どちらにしようか?という些細なことにも、迷いがなくなります。
ランチくらい迷ったっていいじゃない!と思うかもしれませんが、本当に自己信頼が深まることで、こういった日常のひとつひとつの選択に対しても迷いが消えていくのです。
迷うこと、悩むことは悪いことではありませんし、私たちの人生において多くの気づきを与えてくれるギフトであり、人間ならではの才能とも言えます。
しかし、必要以上に迷い悩むことは、私たちが想像する以上に私たちのエネルギーを莫大に消耗します。
前段のランチの事例はともかくとして、例えば日々の仕事において、常に迷ったり悩んだりしていたとしたら、それは私たちの持つ1日の生命エネルギーのほとんどをそこに消費することになります。
だから、仕事から帰宅した後は、何もやる気が起こらないほど疲れてしまうのです。
必要以上に迷い悩む理由は、
「あの人にどう思われるか?」
「自分は〇〇さんに比べて評価されているか?」
「このやり方は正しいか?」
など、人にどう思われるかばかりを気にしているせいです。
自分を信じることで、この”無駄な”エネルギー消耗が少なくなります。
自分を信じられればられるほど、日々の仕事も省エネでこなすことが出来るようになります。
それは仕事をこなすためのスキルや知識を身に着ける以上に高い効果を発揮します。
他人と比較せずいつも自分を肯定できる
自分を信じられるようになればなるほど、他人と自分を比較するという、競争社会において幼い頃から刷り込まれた”悪習”を手放すことができます。
そして、人をジャッジすることが少なくなり、自分と人の価値観や意見の違いも寛容に受け入れ、許し、調和の世界に生きることができるようになります。
自分に対する絶対信頼があると、他者のことも信じられるようになり、認められるようになるのです。
自分を信じることでこの負のスパイラルは、不思議なほど容易に抜けていくことができるのです。
不安や怖れが少なくなり安心できる
これまでの人類の長き歴史において、私たちは皆、自分の外側に神を見出し、救いを求めてきた過去があります。宗教がその象徴です。
自分の外側に神を置き、崇拝し、信じ生きてきた記憶が魂に刻まれているため、私たちは自分の内なる神の存在に気づき、その内なる神という自分を信じる力を退化させてしまいました。
特に未来に対し不安や怖れを感じる時、占い師やスピリチュアルリーダーの助言は信じられるけれど、自分の感覚は信じられない、という状態だと、いつまでも不安や怖れは根本的になくなりません。
誰かを信じ付いていくことも、もちろん自分を信じる力の一部と言えますが、本当は、どこにいても、誰がいてもいなくても、私たちは自分を信じることさえできれば不安も怖れもなくなり安心していられます。
周りの目が気にならず自由に幸せでいられる
自分を真に信じられると、誰にどう思われても、何を言われても気にならなくなります。
特に人生の大きな転換期、ステージが上がる時は、周りの人に足を引っ張られるような現象が起きやすくなります。
どうしてもそこで揺れ動くことになりますが、それもまた、自分を信じる力を試されているのです。
そのお試しを超えた時、さらに自分を信じる力が養われ、より自由になっていけます。
望む現実を引き寄せ創造できる
信じる力=思い込み=意志の力です。
私たちの思い込みが、自分の現実を作っています。人は信じたものしか目には見ませんし、聴こえませんし、感じ取ることもありません。
同じ景色を見ても、同じ情報に触れても、人によって感じ方、得るものは全く異なるからです。
自分が信じているものは、自分が望んでいることでもあります。
こんな未来が来ることを信じる、ということは、その未来を望んでいるということです。その未来を具体的に描き、信じれば信じるほど、それは現実となります。
信じることは、望む現実を創造することに繋がります。
自分を信じるためのスピリチュアルな方法3選
これまで解説してきた通り、自分を信じることは人生を生きる上で、様々に大きな効果を発揮します。
それでは、どうすれば今以上に自分を信じられるようになるのでしょうか?
自己啓発書や哲学書など、様々な分野から自分を信じるためのマインドセット、メソッドは語られていますが、ここでは私自身も日々実践している、自分を信じるためのスピリチュアルな方法3つを紹介します。
瞑想で深く呼吸する
呼吸は本来、とても神聖な行為です。
古代の人々は皆、深い呼吸を通じて天地宇宙自然界と繋がり、風や雲の流れを読み、天体の動きから季節を感じ取り、道しるべとして生きていました。
一方、現代を生きる私たちは呼吸がとても浅くなっており、十分に吸うことも吐くこともできていません。肺は本来、風船のように柔軟に自在に伸縮するものですが、日頃使われないためすっかり固くなってしまっています。
目を閉じ瞑想し、呼吸を1日に5分でも深める時間を持つことで、自分の内側に意識を集中し、リラックスすることができます。
思考が止まるため、直感が働きやすくなり、自分をありのまま感じられるようになります。
それは自分自身を知り、無条件に受け入れ、信じていくことに繋がります。
声とアファメーションの力を使う
呼吸と同様に、声を出していくことも、自分を信じる力を驚くほど向上させます。
それは、自分の声という”波動”、”周波数”が、自分を信じられない根本原因となっている、過去世通じて魂に刻まれた深い傷までも、魂レベル、細胞レベルで癒していくことが可能だからです。
その時、自分を偽った上っ面の声ではなく、魂からの声を出していくことが大きな効果を発揮します。
また、その魂の声に乗せて、アファメーションを唱えることも、大きな自信に繋がります。
「私は私を信じます」
「私は愛の存在です」
など、どんな文言でも良いので、自分にとって心地よく響く言葉を毎日唱えていくことは、潜在意識に深く入っていくことになり、自分を信じる力に強力に作用します。
丹田を鍛える
おへその下4cm~5cmにある肉体の要であり、エネルギーセンターとも言える丹田を鍛えると、文字通り肚が据わり、自分軸がしっかりと出来ます。
人生において大きな決断をする時、覚悟を決める、肚を決めるには、自分を信じる力が必要です。
その力はイコール、丹田に宿るエネルギーです。
まとめ
ここまで、自分を信じるスピリチュアルな効果、その方法について書いてきて、改めて、自分を信じることを難しくしている根本原因は何なのだろう?と感じてみました。
それは、私たち一人ひとりの生い立ちや学歴、職業などとは全く無関係のところに、深い背景があります。
現代人のほとんどは、目に見える世界にばかり囚われ、自分の本質である魂という存在に目を向けず、”分離”の道を歩んできました。
”分離”とは、自分自神であるハイヤーセルフとの分離であり、宇宙との分離です。
ハイヤーセルフや宇宙との繋がりは本来、私たちが自分の故郷を愛するように、帰りたいと願うように、ごくごく自然なことです。
繋がりを感じていれば、それがそのまま自分を信じることになります。
にも関わらず、今を生きる私たちにとってなぜこれほど、自分という一番身近なはずの存在を信じることが難しいのか?
なぜ、自分を信じられず、周りの状況に右往左往し、不安や怖れに取り巻かれてしまうのか?
その理由を紐解き、自分を信じる真の意味とパワーを理解するためには、私たちの本質が、目に見える肉体ではなく、目には見えない魂にある、という真実をまずは受け入れる必要があります。
私たちの魂は、例えるならば大河の一滴としてこの地上に肉体という器をまとい、生れ落ちました。
その源、大河とは、すべての魂の故郷(ふるさと)である宇宙根源です。
私たちが自分を信じられず不安にかられる根本的な理由は、この宇宙根源からの分離です。
しかし本当は、この肉体を持って分離しているかのように見えているだけで、いつでも繋がることが出来るのです。
人それぞれのやり方がありますが、風の時代は、目には見えない精神世界が中心となる女性性の時代です。
知識や技術よりも、本記事で紹介したようなスピリチュアルなアプローチから自分を信じる力を取り戻していくことが、女性のみならず男性にとってもとても有効になります。
いよいよ冬至を超えて新しい地球時代、2022年を迎えます。
自分を信じる力が、より一層大きく問われていく時代となります。
自分を偽ることなく、ありのままの本当の自分を生き、新時代を明るい気持ちで迎えていきましょう。
2025年の大きなテーマは、「自分の魂を癒しきり、魂の才能を開花し、魂からの自己表現をしていくこと」です。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、新しい、真に魂が望む未来へと進んでいくサポートを行っています。