ソウルワークとは、今世生まれてくる時に私たちが決めてきた”魂の仕事”です。
シンプルに、自分の心、魂が喜ぶ活動そのものがソウルワークと言えます。
本記事では、長年の会社員生活を卒業し、魂と心の望むままにソウルワークに生きるようになった私自身の経験を踏まえ、ソウルワークの特徴と見つけ方について書いてみたいと思います。
ソウルワークとは?
ソウルワークの捉え方は人それぞれあると思いますが、私が考えるソウルワークの一番の特徴は、”本当の自分に一致し、疲れ知らずに魂の歓びのままに出来る活動”だと思っています。
よく、ライトワーク(光の仕事)とどう違うのか?と混同する場合もありますが、それが世の中にとって光なのかどうか?は関係なく(結果的には光となるのですが)、社会や世界や他の誰か以前に、”自分自身にとって”歓びであること、それがソウルワークであると捉えています。
そうでないと、”私が今やっていることは本当の社会や世の中の役に立ち、光となっているのか?”という、何か崇高で立派な活動でなければならない、という余計なジャッジが入ってしまうからです。
ソウルワークなのかどうかは、もっと現実的な、日常レベルの感覚で測ることが出来ます。
たとえば、”仕事をすると疲れる”ことは当たり前のように語られますが、本当にそうでしょうか?
本来私たちは、自分を偽ることなく本音、本当の自分で生きている時、自分の本当に望むことをしている時は疲れません。
同時に、外からどう見られるか?どう評価されるか?という外向きの意識ではなく、常に自分自身に意識を向けていられれば、本当に疲れ知らずです。
しかし、それが簡単にできれば苦労しません。
私たちは常に、”他人との比較と競争”という”外向きの意識”を常に植え付けられ、その中で育てられてきたし、育ってきたし、今もその根強い社会の価値観の中で子育てをしているからです。
いまだに、教育システムもその原理で成り立っているから。
子供の頃から、大好きな友でさえ競争と比較の対象。
いつも自分の優越感か劣等感を感じさせられる”ライバル”。
大好きなのに素直にその人の幸せを喜べなかったり、自分はこの人に比べて劣っているとか勝っているとか、そんなちっぽけな小さな小さな意識を、今世だけでなくずっとずっと抱えてきた私たちなのです。
また、ワークライフバランスという言葉も、会社員時代特に繰り返し聴いてきた言葉ですが、そもそも”仕事とプライベートのバランスをとっていきましょう”というキャンペーン自体がある意味不自然であることにも気づきました。
バランスをとりましょう、と敢えて唱えるということは、裏を返せば仕事とプライベートというのは”分離”されたものであり、相反するものであるということを暗示しています。
その在り方が当たり前のように語られてきましたが、それは私たち本来の在り方として自然なのか?
自分の心のままにソウルワークに生きている人に、ワークライフバランスという概念はありません。
私自身もその感覚はすでになくなりました。
平日と週末の区別もしなくなりましたし、仕事と遊び、趣味の区別もつかなくなりました。
いつも遊んでいるといえば遊んでいるし、いつも仕事しているといえば仕事をしているから、仕事とプライベート、という概念がないのです。
以前はプライベートの一番の趣味は一人旅でしたが、今はセッションを兼ねて旅することが当たり前になりつつあるので、そこの区別もありません。
毎日朝が来ると、「今日は何をしようかな?」をそんなワクワクと共に目を醒まします。
他の誰かにとっての私、ではなく、私が私をどう感じているか。
私は今、満たされているか?
そうでないなら、今から何をして自分を喜ばせようか? 次にどんな企画を立てようか?
例えばこういった感覚が、ソウルワークをしている実感です。
ソウルワークの特徴と見つけ方
以上のことも踏まえ改めて整理すると、これからご紹介する7つの特徴のうちのいくつかが当てはまるのであれば、それはソウルワークである可能性が高いです。
まだそういった活動や仕事を見つけられていないという方も、今後ソウルワークを見つける手掛かりとなりますので、参考にしていただきたいと思います。
時が経つのを忘れる、疲れない
私の場合ですが、たとえばこのブログの運営も、私のソウルワークのひとつだと思っています。
今もこの記事を、朝から急に湧き出てきた、「書きたい!」「表したい!」という自分の魂の動きと、「みんなに愛を伝えたい!」そんな胸の奥から湧いてくる自分の欲求と愛のエネルギーで書いています。
そんな時は、かなりのボリュームの文章を数時間集中して一気に書くのですが、疲れません。
考えて書いているというより、上から降ろして書いている感覚なのです。
(スピリチュアルな表現をすると、ハイヤーセルフ、宇宙から来ているメッセージの感覚です)
よくお客様から、「Kaoriさんのブログを読むと元気が出る」「励まされる、何故か惹かれる」といった声をいただきます。
誰かの為に書かなきゃ、とか、集客のために書かなきゃ、という意識でもなく、文章や内容の正しさや論理性などでもなく、ただ、私の愛のエネルギーがそこに宿っているからだと思っています。
そして何より、こうして発信していくことが私のソウルワークであるからだと。
我慢や忍耐、根性、モチベーションが要らない
前述の通り、書かなきゃ、という意識ではなく、書きたい欲求が上がってきた時にしか書いていないので、そこに我慢や忍耐、根性は要りません。
また、最近作家の本田健さんもあるセミナーで仰っていましたが、
- モチベーションはもう要らない
- モチベーションが必要になるようなことはやらなくていい
- やりたくないことを無理やりさせる、無理やりやるのはもう風の時代では古い
本当にその通りだなと感じました。
”~しなきゃ”じゃなくて、”~したい”で動けること。
自然とやりたくなること。
それこそがソウルワークです。
若返る、きれいになる、輝く
ソウルワークに生きていると、年を取りません。
肉体年齢は確かに取ってはいるのですが、若返ります。
私は少なくとも、会社からの評価と周りから見た自分ばかりを意識して疲れ切っていた20代の頃より、よっぽど今の自分の方が輝いていると思っています。
実際、時が経つのを忘れるということは、本当にその時私たちの肉体と魂は時間の経過を体験していません。
1日が1時間に感じられる、という時は、本当に1時間分しか年を取っていないのです。
仕事⇔プライベートの区別がない
先にも書いた通り、ソウルワークは仕事という感覚がしません。
生命活動そのものであり、趣味でもあり遊びでもあり、冒険でもあり旅でもあり、挑戦でもあります。
そこの分離感と区別がありません。
そしてそれが、まったく苦痛ではありません。
その活動を通じて繋がる人、環境が心地よい
ソウルワークを通じて繋がる人や身を置く環境は、自分がありのままでいられる、とても心地よいものです。
そして心地よくも、そこには依存がなく常に”真の自立”があります。
だから、ある意味、本当の良い意味の、愛ゆえの厳しさもあります。
真の自立とは、一切誰にも頼らず、つながりも持たず、孤高に頑張るということではありません。
相互に助け合い支え合いながらも、相手に依存することなく自分という軸をしっかり持ちながら、シンプルに横に繋がっている関係性です。
とても風通しがよく、軽やか。
瞬間的であり、流れるものであり、その人間関係や環境も、常に変化していくもの。
この感覚が持てることが特に、風の時代におけるソウルワークの特徴です。
自分の波動、エネルギーが上がる
ソウルワークを通じて、誰よりも自分自身が満たされ、波動とエネルギーが上がっていきます。感謝の気持ちも自然に湧いてきます
人を癒していくソウルワークの場合は自分自身を整えていくこともとても大事になりますので、自分のエネルギー調整をしていく力も鍛えられていきます。
自分の光も闇も生かせる
ソウルワークにおいては、自分自身がこれまでの人生で一番悩んだこと、抱えてきた辛かったこと、苦しみといった深い闇こそが最も輝き、生かすことが出来ます。
光の体験しかない人は誰一人いません。
光と闇は表裏一体であり、光が美しいのは闇があるからであり、闇が美しいのは光があるからです。
ソウルワークに生きる時、必ずこれまでの闇の体験が生きてきます。
辛かった経験を誰かにシェアしていくだけでも、その相手が癒されていくのです。
そしてその過程で、闇が光に転じていきます。
闇も光と同じように美しく大切なもので、自分に必要だったのだということに気づいていきます。
結果、丸ごと自分を受け入れられるようになっていきます。
それこそが、自己統合です。
自己統合にはソウルワークが欠かせないと私は個人的に考えています。
もちろんこれら7つの特徴に当てはまらなかったからといってソウルワークではない、とは言い切れませんが、ひとつも全く合致しないのであれば、もしかしたらそれは「生活のため」「お金のため」「やらねばならないから」といった義務的な意識からしている事かもしれません。
ただ、本当にその”義務的な意識”が自分の本来の在り方から来ているのかどうかは冷静に見極めたほうが良いです。
「今していることが、自分が本当に望んでいる道なのかどうか?」
それが簡単に分かれば誰も苦労しません。
私たちは無意識に、他の誰かの価値基準で生きたり、物事を選択したりしがちだからです。
自分の望みと思っていたことが、実は親が幼い頃から自分にかけてきた期待に応えようとしていただけで、自分自身は全く歓びも見いだせず興味もなかった、ということもよくある話です。
だからこそ、自分の内側に意識を向け、しっかりと自分の本音と向き合っていくことが大切になります。
意識が変われば捉え方や考え方も全く変わり得るからです。
私のソウルワークプログラムのセッションでは、必ず最初に今世の人生を幼少期から振り返ってもらい、ヒアリング、カウンセリングを行いながら光と闇の体験を書き出してもらうようにしています。
また、ヴォイスヒーリングも並行して行っていくことで、潜在意識の深いところと繋がり、本当の自分の望みや本音に向き合っていくことも出来ます。
その中で、ソウルワークの糸口を見つけていきます。
まとめ
ある時、お客様からこう言われたことがあります。
「Kaoriさんはその笑顔の裏にたくさんの哀しみを抱えていますね、私にはよく分かります。でもだからこそ、多くの人に希望を与えられるんですね」と。
その言葉は今も私にとって宝物であり、同時に、私自身の闇をまたひとつ光に転じることができた瞬間でした。
「そうか、私はいっぱい苦しんできたな」
「だからこそこの活動に導かれたし、その闇のおかげで、今沢山のお客様に寄り添うことが出来て喜んでもらえているんだ」
そう心底思え、救われたのです。
これまでは、自分の闇を周りに悟られまい、悟られまいと自分に仮面をつけてきた人生でした。
その仮面を、ソウルワークの道を選んだことで脱ぎ捨て、ありのままに自分を表すことができるようになったのです。
「世間的にかっこいい仕事をしている自分」
「誰かから認められている自分」
「〇〇より優秀な自分」
・・・
いつもどこかで、自分の外側の誰かの評価で自分を測り、一喜一憂してしまう。
誰かと比べた優越感や、一時的な興奮や高揚感を幸福感と勘違いしてしまう。
だからいつも、外側に起きることによって自分の軸がぐらぐら揺らぎ、他人軸で生きてしまう。
そういった在り方に今、多くの人が疲れ、生き方を変えたいと願っていると私は感じます。
誰よりも、私自身がそうだったからです。
2021年に入っての大きな傾向は、私のセッションに来られる女性たちのほぼ全員が、仕事面で転機を迎えています。
自分の魂の望む、ソウルワークへと勇気を持って一歩踏み出そうとしています。
誰もが本当は、魂の目的と使命に生きたい。
その心の叫びを、もう無視できなくなっている時代の流れに来ています。
この記事が、内なる自分の声に耳を傾け、本当の自分を生きる、ありのままの自分を表せるソウルワークを見つける一助となれば幸いです。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。