
人生において、ほとんどの時間を費やす仕事。その仕事の在り方が今、どんどん変化しています。
多くの人が自分が本当にやりたいこと、好きな事、人生を通じて取り組んでみたいと思える活動を楽しんでいきたいと望む時代になり、結果、副業を許可する企業も増えています。
本記事では、昨今よく使われるようになったライスワーク、ライフワークという仕事の考え方と、両立方法について解説します。
ライスワークとは

ライスワークとは、Rice(ライス)=お米・ご飯とWork(ワーク)=仕事を掛け合わせた造語で、英語圏ではなく日本で生まれた言葉です。
ライス、という言葉に象徴されるように、食べていくためにする仕事を指します。自分や家族を養い食べさせていくための仕事であり、例えばその仕事を好きだと思えなくても、やりがいを感じなくても生活していくためにする仕事です。
ライフワークとは

前述のライスワークに対してよく使われる言葉として、ライフワークがあります。
Life(ライフ)=人生・生涯とWork(ワーク)=仕事を掛け合わせた造語で、人生をかけてやりたいと思える好きな仕事、と捉えられています。
ライスワークとライフワークの違い

ライスワークとライフワークは、定義は違えど私たちの人生おいて密接に関係し合っていて、厳密には違うものとはっきり分けることはできません。
ライスワークでの学びがライフワークに繋がっていたり、逆にライフワークがいつしか結果的にライスワークにもなり、イコールになることもあります。
特に昨今は時代の大きな変化と共に、就職先を選ぶ基準が十分な休暇を取れるかどうか?などプライベートを最重視する傾向が強くなり、就職活動中にやりたい仕事や働きたい企業を見つける学生も6割に上るという調査結果も出ています。
ライスワークでありながら、同時に人生そのものの歓びや生きがい、やりがいを十分に持てるライフワークでもあると感じられる仕事を選択する若い世代が増えています。
学校には行かずフリースクールや子供向けの起業・経営塾で学ぶ子供たちもいますし、すでに親の年収を超えているという投資家、起業家の高校生や大学生が私の周りにもいます。
世代を問わず、約9割の人がライスワークとライフワークのバランスを重要視する時代になりましたが、実際にそのバランスを実現できているのは全体のわずか2~3割と言われています。
その理由はライスワークは誰かに雇用される形態をとることが殆どで、自分の意志で働く時間や内容を選べる余地が少ないことに起因しています。
雇用されている場合、例えば働く時間を減らそうとした時、フルタイムからパートタイムへ勤務形態を変える必要がありますが、職場環境によってはその希望が通らないこともあります。
ライスワークとライフワークを両立するマインド5選

前述の通り、ライスワークとライフワークのバランスをとり両立していくことは、職場環境、雇用形態によってはなかなか難しいのが実情です。
ですが、本人の意識、マインド次第でライスワークとライフワークを上手く両立していくことが確実に実現しやすくなります。
ここでは、ライスワークとライフワークを両立していく上でお勧めのマインドをご紹介します。
ライスワークは生きるための手段と割り切る
日々のライスワークでついつい残業してしまう、人に頼まれると仕事を断れないなど、勤務時間が長くなる傾向にある場合は、ライスワークは生きる上で必要だからやっていると割り切って、外の評価を氣にせず勤務時間が終わり次第すぐに帰宅することをお勧めします。
割り切ることで本当にやりたいライフワークをするための時間が生まれます。
ライスワークとライフワークの理想の割合を設定する
ライスワークとライフワークのバランスには正解はなく、一人一人が自分の幸福度を考えて設定していくもので、豊かな人生を送る上でとても重要です。会社員ではなく自分で起業、経営をしている人にとってもこれは同じことが言えます。
誰もが少なからず、生きるための仕事は持っているからです。
自分が好きなことで起業していても100%完全にライフワークのみ、とはいかないものです。私の場合、苦手な経理の仕事をしている時は楽しくはありません。
大切なことは、誰かと比べたり、誰かの真似をするのではなく、自分にとっての理想のバランスを感じてみること。
人によっては9割ライスワーク、1割ライフワークが一番心地よいという人もいるし、その逆のパターンもあります。
ライフワークが出来ない理由をライスワークにしない
ライフワークと思えるやりがいのある活動や仕事に出逢っていても、ライスワークが忙しすぎて着手できない、まったく進まないという場合もあります。
そう嘆く人に理由を尋ねると大体、「仕事が忙しくてやりたくても時間が無い」という答えが返ってきます。
もっともな答えなのですが、この言い訳をしている限り、ライスワークとライフワークの両立は永遠に叶わず、時間ばかりが過ぎていきます。
選択肢は、忙しくてもやるか、忙しくならないようにライスワークの割合を減らすかの、どちらかしかありません。
ライスワークへの執着を手放す
食べていくための仕事には執着がどうしても強くなります。人には生存本能があり、衣食住に関わることについては特に、無意識に脳が安全と思い込める選択をするように出来ているからです。
これは性格云々ではなく、人間の脳は皆、そのようにできています。
食べられなくなる=生きられなくなるということが最大の恐怖であり、本能でその恐怖を感じないで済む選択をするのです。
この脳の錯覚である恐怖と不安は、今世だけではなく過去世からずっと私たちを支配してきたものです。私たちは誰もがいつかは死を迎えるわけですが、その避けることのできない死に対する偏ったネガティブな意識、恐怖がこの世界の仕組みを作ってきたといっても過言ではありません。
根本的には、長きにわたって魂が抱えて来た怖れを手放す、癒していくことがまず必要になります。
お金のマインドを変える
前述の脳の思い込み、錯覚である怖れと不安に最も紐づいているのがお金です。
お金がないと生きていけない、死んでしまうという恐怖に多くの人が飲み込まれ、お金を稼ぐことに必死になり、ライスワークにこだわり執着してしまう一番の要因になっています。
誰かが儲ければ誰かが損をするという資本主義のピラミッド構造がずっと続いてきた時代でしたが、私たちはまずこのピラミッドから抜ける必要があり、お金というものの見方、意識も大きく変えていく必要があります。
お金は愛のエネルギーなので、愛を循環させ、愛を受け取る器を作り、育てていくという意識を持つだけで不思議とまわるようになります。
稼ぐというより、巡ってくるという表現をした方がしっくりくるかもしれません。
ライスワークとライフワークを両立するための行動5選

ここでは、ライスワークとライフワークを両立させるための具体的な行動を、私自身が実践したアクションを踏まえご紹介します。
ライスワークの勤務時間を減らす
私がライフワークを見つけ活動し始めてから真っ先にやったことが会社に勤務する時間を減らすことでした。残業はしない。また、通勤時間を省くために可能な限り在宅勤務ができるよう上司にお願いをしました。
往復の通勤時間を考えると1日あたり3時間以上、ライフワークに使える時間が生まれました。今の自分があるのは、人の目や評価を氣にせず自分で動いて在宅勤務をさせてもらい、この時間を確保したおかげです。
休みを駆使してライフワークに当てる
会社員であれば必ず年休がとれますし、起業していても自分で仕事を調整して休む日を決めるということが大切です。
私は年休を最大限使って、当時ライフワークにしていたコミュニケーション講師の仕事を入れていました。
またママ起業本の出版に向けて、半休の制度を使って午前は会社で働き、午後からは出版社の人と打合せをしていたのもその頃です。
年休をとることに罪悪感を持つことなく堂々と休みをとる。
そしてその時間をただ何となく過ごすのではなく、ライフワークに当てると決めてワクワクしながら動くのです。
これを繰り返していくうちに確実にライフワークの割合は増え、ライスワークとのバランスも取れてきます。
自己投資してライフワークで稼ぐ方法を学ぶ
ライフワークの割合を増やしていく過程で、どこかで必ず自分でビジネスをしていくための学びが必要になってきます。
その学びのために自分に投資ができるかどうかがとても重要になります。
ライスワークは多くの場合、雇用主が給料をくれますが、ライフワークの多くは自らの力で仕事もお金も生み出していくことになります。
そのためには100%、自己投資とビジネスの学びが必要です。
ライフワークが充実している人は自分にお金をかけてずっと学び続けていますし、挑戦しています。
ライフワークが充実している人と繋がる
人が変われるかどうかは、身を置く環境、自分を取り巻く人間関係が大きく影響します。
今自分の周りにどういった人たちがいるのかを、冷静に観察してみます。
もしライフワークが充実している友人知人に囲まれているなら、自然と自分自身の意識も行動も変わっていくはずです。
なぜなら、周りにいる人たちは自分自身の投影であり、周囲から得るエネルギー共鳴はとても大きいからです。
不労所得や権利収入を得る
ほとんど仕事をしていないのに何故かいつもライフワークを優雅に楽しんでいる人がいます。そういった方たちに話を聴くとかなりの割合で、不労所得や権利収入のルートを持っています。
それだけで生活する上で十分な収入を得ているため、ライスワークをする必要が無いのです。
不労所得、権利収入というと株式投資や家賃収入、不動産投資など大きなまとまった資産を必要とする方法を想像しますが、そのように大きく始める必要はありません。
今は老若男女、権利収入を得られるMLMに取り組む人が増えています。初期投資がほぼ要らないこと、小さな子供がいるお母さんでも大学生でも副業として時間と場所を選ばず、誰でもできる仕事であることが魅力です。
まとめ

風の時代は、ライスワークとライフワークという概念さえも薄れるほど、誰もが人生を通して生きがいを感じる仕事や活動をしていく時代です。
それが特別なことではなく、ごく自然な在り方になっていくのにそれほど時間はかからないと思います。
実際、私のブログを読んでセッションを受けに来て下さる方は皆、ライフワークへと一歩ずつ確実にシフトをしていかれます。
このブログのテーマの通り、バランスのとり方、両立の仕方は人それぞれ。
正解も正しさもありません。
幸せの感じ方も価値観も人それぞれという前提で、本記事がライフワークへと一歩踏み出したい誰かの背中を押すことができれば幸いです。

2025年の大きなテーマは、「自分の魂を癒しきり、魂の才能を開花し、魂からの自己表現をしていくこと」です。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、新しい、真に魂が望む未来へと進んでいくサポートを行っています。