日本人男性は欧米人男性に比べて、基本とても恥ずかしがり屋でシャイだと言われています。
奥ゆかしく繊細であるがゆえに、特に恋愛面においてツンデレ、堅物な男性人口がますます増えている昨今、意中の男性との会話が弾まず、苦労している女性は多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなツンデレ、堅物な男性に効力を発揮する「質問力」について解説します。
質問力とは?
質問力とは、人生を真に豊かにしてくれる”奇跡”がたくさん詰まった、コミュニケーションスキルのひとつです。
自分が疑問に思ったこと、興味を持ったことを友達や同僚、家族に質問することは日常的に誰もが行っていることですが、その質問の”質(クオリティ)”によって、その人間関係、ひいては自分自身の人生が大きく変わるほど、質問力には魔法のような力があります。
質問力次第で、到底超えられないと思っていた大きな問題もあっという間に解決したり、もうダメだとあきらめていた商談が一発大逆転でうまくいったり、到底叶わないと思っていた恋が奇跡のように実ることさえあります。
質問力の重要性
かの有名なアインシュタインは、「大切なことは質問をやめないことだ」と説きました。
質問には、相手に対する好意をナチュラルに、無理なく示す力があり、興味関心のある相手から必要な情報を得たり、良好な人間関係を築く不思議な力があります。
あらゆる人間関係、人生のシーンに役立つ質問力の主な効果は、下記4つです。
- 相手を心地よくしながら、自分が必要な情報を自在に得られる
- 「この人と話していると楽しい」と思わせ、相手から好かれる
- 相手の心を動かし、”その気に”させる
- 相手と自分の間にゆるぎない信頼関係を築ける
また、自分自身にも問いを投げかけることによって、自分と自分の関係性、自分が自分を知り、応援し、好きになることが出来る、ポジティブで前向きな思考と行動に繋がります。
質問力がなぜツンデレ堅物な男性の心を動かすのか?
前述の通り、質問力の大きな効果のひとつに、「人の心を動かせる」ことがあります。
これは、老若男女、あらゆる人生のシーンにおいて言えることですが、こと、ツンデレ、堅物な男性の岩のように固いハートも溶かしてしまうほどの威力があるのはなぜか?
それは、真の質問力の根底には常に、相手を尊重する(リスペクトする)、認める、褒める姿勢があるからです。
男性は基本誰でも、褒められたい、認められたい生き物です。そして、女性にとってのヒーローでありたいといつも願っています。
それを決して口にはしない、素振りを見せないツンデレ、堅物男性だからこそ、自然と言葉に出来るよう誘導できる質問の力が威力を発揮します。
質問力がある人はモテる!
男女問わず人気のある人、モテる人には共通点があります。
話し上手であるということ。
話し上手であるということは、聞き上手でもあり、相手の話を聴く傾聴力、そして、聴いた話の中から相手と自分との共通点や、相手の関心事の核心(ティッピングポイント)を拾い上げ、深堀りする質問力が長けていることです。
特にモテる女性はこれが抜群にうまく、男性はイチコロなのです。
いかに相手に気持ちよく話をさせるか?
意中の男性がツンデレで堅物であるならなおさら、自分の話は一旦脇に置き、この一点に集中することをお勧めします。
ツンデレ堅物な男性の閉じたハートを開く!奇跡の質問5選
前述の通り、世の男性はこの地球上の生物で最も、褒められたい、認められたい生き物です。
「女性にとってのヒーローでありたい」と、常に願うと同時に、自分のダメなところ、弱さも受け入れて欲しいという本音もあります。
そういった本音を素直に、天真爛漫に表せる男性もいますが、ツンデレ、堅物な男性にとって、それは自分のプライドが絶対に許さないこと。
そんな素振りはまず、見せようとしません。特に、好意を持つ女性に対しては絶対に悟られまいとします。
女性がなだめ、褒めたところで、なかなかなびかない。彼らは、褒められることさえも、「それは本心で言ってるのか?」と疑うほど繊細で、警戒心も強いです。
そんな男性の、ガチガチな岩のようなハートを溶かし開く、奇跡の質問を紹介します。
頭を使わせない答えやすい質問
質問には大きく分けて、クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンの2種類があります。
クローズド・クエスチョンは、YES(はい)かNO(いいえ)の二者択一で相手が答えられる、簡単でシンプルな質問です。
たとえば、「このカレーライスは好きですか?」と問われたら、「はい」もしくは、「いいえ」であまり考えず反射的に答えることが出来ます。
それに対し、「このカレーライスはどうですか?」という問いが、オープン・クエスチョンになります。
このカレーライスの問いの例に見て取れるように、オープン・クエスチョンは、相手が思考を働かせて考えてから、答える質問になります。
その理由は質問がオープン・クエスチョンで、子供には答えにくかったからです。
つまり、相手が答えやすいのがクローズド・クエスチョン、ということになります。
特に初対面の相手とは、このクローズド・クエスチョンの力を使ってアイスブレイク(場の空気を温めること)をしてから、徐々に相手の考えや人柄を探るべく、オープン・クエスチョンへと移行していきます。
ツンデレ堅物な男性は、とにかく無口で口下手な人が多いです。
クローズド・クエスチョンで徐々に会話のリズムをつかんでいくことで、彼らの緊張がほぐれ、場の空気が温まっていきます。
子供の頃のヒーロー物語についての質問
子供時代の武勇伝、ヒーロー物語についての質問も非常に有効です。
例えば、
「〇〇さんは運動神経抜群ですよね! 子供時代、一番得意だったスポーツは何ですか?」
「今もとても明るくて本当に楽しい人だけど、きっと子供の頃もクラスのムードメーカーだったんでしょうね?」
など、「いつも女性にとってのヒーローでありたい」という、男性の恒久的な本能をくすぐる質問をします。
単純に今の自分を褒められるだけでは満足できないツンデレ男性も、懐かしい子供時代に対して質問されることで、ありのままの素の自分を受け入れてもらえるような安心感、自分が満たされる自己肯定感を感じ、次第に口が滑らかになります。
親についての質問
昭和から平成、平成から令和へと時代が移るにつれ、「長男は家を継ぐもの」など古い固定概念に囚われない、自由な生き方を選ぶ男性が増えてきています。
とはいえ、長い歴史上連綿と受け継がれてきた「男たるもの強くあれ」という考えは未だに根強く、特にツンデレ堅物な男性は、昭和的なとても古風な考えを持った人が多いです。
例えば仕事で実家を離れても、両親を喜ばせるためにいつか故郷に戻り錦を飾ると、本気で心に固く誓っていたりします。
自分のアイデンティティーの根底に親に対する尊敬と畏敬の念が存在するため、そこをくすぐる質問をするととても喜びます。
「〇〇さんが頭が良いのは、きっとご両親の優秀なDNAを引き継いでいるんですよね?ご両親は何のお仕事をされているのですか? 」
などと問われれば、固く緊張していた表情が緩み、思わず笑みがこぼれるはずです。
日頃の悩みや苦労話についての質問
常に何事もなかったようにクールに出来る男を演じるツンデレ男性も、人には見せない苦労や、弱音を聴いてもらいたいと内心は思っています。
「〇〇さんほど出来る人でも、去年取り組まれていたプロジェクトは納期も予算も厳しくて大変だったと思います。一番苦労されたこと、苦しかったことは何ですか?」などと具体的に質問を投げかけ自然に誘導することで、「そうなんだよ、実は、、、」となかなか自分からは切り出せない弱音を自然に言葉にすることができます。
相手を役立たせる質問
褒められてもなお疑ったり、「俺はそんな立派な人間じゃありませんよ」などと、嬉しいくせに天邪鬼になってしまう男性に、褒めても褒めても陥落しないじれったさ、面倒くささ、苦労を感じている女性も多いと思います。
そんな男性には、「自分は褒められるに値する男」と実感できる実体験をその場でしてもらうことが何より有効です。
多くの女性は、男性の心を開きたいと願うあまり、「私に出来ることがあるなら何でもしてあげたい」と、”尽くす”方向へと動きがちです。
しかし、ツンデレ、堅物男性が求めていることは、その逆です。
「自分がその女性の役に立ちたい。役立つことで、自分が自分の価値を認めたいし自信を持ちたいし、相手にも認められたい」
そう心の奥深くで強く願っています。
だからこそ、女性は、どんな些細なことでも良いので、その男性に頼ってみるのです。
「このペットボトルのフタが固くて開かないので、開けてもらえますか?」
「寒いので、上着を貸してもらえますか?」
などと、今すぐ簡単に、相手を自分の役に立たせてあげる質問をしてみるのです。
実際は、フタくらい自分で開けられるし、別に寒くもないんだけど、という状況でも問題ありません。
わざとらしくならないようにだけ気を付けて、自然に役立たせてあげることが重要です。
まとめ
私たちの生きる時はすでに風の時代に入り、「競争」から「共創」の時代へとすでに移行しています。
以前の古い、男性性優位の地の時代には、相手と議論をし、意見を戦わせ、いかに相手を説得して論破するかに焦点を当てたコミュニケーション講座が多かったように思います。
しかし、相手を説き伏せる、ねじ伏せるような、自分の主張をしてばかりのコミュニケーションの仕方では、分離が進むばかりでいっこうに調和は生まれません。
どんなコミュニケーションにも、恋愛にも、常に自分以外の誰かの存在があります。そして何よりも、自分という存在そのものを愛することも大切です。
本記事で解説した質問力は、土台にその好意と興味関心なくしては語れない、成り立たないものです。
時には、相手の変わらぬ塩対応に、融通の利かない頭の固さにうんざりすることもあるでしょう。
そんな時は、「自分が犬になったつもりで」、相手を無条件に愛してみてください。
多くの犬たちは、危害を加えない限り、私たち人間にいつも好意的で、喜んでしっぽを振ってくれます。近寄り、飛びついてきてくれます。
そんな風に私たちも、相手に好意と関心を持っていくこと。
その上で、For Meではなく、For Youの姿勢で相手に質問をしていくこと。
どんなツンデレ、堅物な男性も、無邪気に自分に関心を寄せてくれる女性を、自分の話をいつも瞳を輝かせ、笑顔で聴いてくれる女性を好きにならないわけはありません。
一筋縄にはいかなくとも、時間はかかっても、会うたびに初めて会った頃の歓びを持って、相手への興味関心を持って、質問していくことが大切です。
風の時代は、自己表現、コミュニケーションの時代でもあります。
それも、魂からの自分を表し、魂からの声で、言霊でコミュニケーションしていく時代を、私たちは迎えています。
分離ではなく調和、競争ではなく共に創造する共創。
その大きな時代の変遷、流れも意識して、質問力をぜひ養ってみてください。
あなたの意中のツンデレ、堅物男性もきっと心を開き、あなたの愛そのもののコミュニケーション力に答えてくれる日が来ます。
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