誰もが知る、日本一有名な縁結びの名所、パワースポットである出雲大社。
なぜかこれまで参拝の機会がありませんでしたが、ついに2023年立春明け、満を持して訪れることになりました。
その「初参拝」で感じた、出雲大社のご縁結びのご利益を最大限受け取る上で、”絶対に外せない”大切なポイントを書いてみたいと思います。
出雲大社とは
全国にその名をはせる、縁結びの神様、聖地の代名詞である神社です。一般的には、「いづもたいしゃ」と呼ばれていますが、正式名称は、「いづもおおやしろ」と読みます。
主祭神は、大国主大神。別名、だいこくさま、とも呼ばれますが、大国主大神は他にも多くのご神名を持たれる神様です。
出雲大社のホームページにも、下記のような説明があります。
Q.「大国主大神」と「だいこくさま」は同じ神様ですか?
A. 同じ神様です。大国主大神様には、他にも「大己貴神(おおなむちのかみ)」、「大物主神(おおものぬしのかみ)」、「八千矛神(やちほこのかみ)」、「大国魂神(おおくにたまのかみ)」、「顕国魂神(うつしくにたまのかみ)など多くの御神名があります。ただし、いわゆる〝七福神〟の中の「大黒天」とは、正確には別の神様です。
出雲大社HPより引用
出雲大社へのアクセス
聖地はだいたい、交通網が発達した場所にはありません。出雲大社へのアクセスも、正直、あまり便利とは言えませんが、空港や駅からバスが出ていて、乗り継ぎさえよければ難なくたどり着けます。
ただし、本数は少ないです。
出雲大社方面の空港連絡バスには、JR出雲市駅へ向かうバスと出雲大社直通のバスと2系統あるので、参拝のルート、周り方に合わせて選んでみてください。
出雲大社の参拝ルート
一番おすすめの参拝ルートは、稲佐の浜を出発点として、神迎の道を通り、出雲大社の第二の鳥居(勢溜の鳥居)から入るルートです。
出雲大社前のバス停を降りたら、直接出雲大社へ向かわず、反対方向の稲佐の浜の方向へと歩いていきます。
一本道で迷うことはありません。このような感じの道を歩いていきます。
途中、出雲阿国のお墓などが左手に見えてきます。
出雲屈指のパワースポット 稲佐の浜
稲佐の浜とは、出雲大社の西側にある海岸で、大国主大神から天照大神への国譲りの舞台として有名です。
白い砂浜に鳥居のある弁天島がそびえ、とても美しい景勝地です。
現在祀られているのは、豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)で、海や水の女神。
多くの人がこの島の鳥居に参拝後、砂浜の砂を拾って、出雲大社へと向かっていきます。
(砂については、この後触れます)
稲佐の浜から神迎の道へ
稲佐の浜に向かって左方向へ、海沿いをしばらく歩いていくと、このような灯篭が見えてきます。それが、神迎の道が始まる目印になります。
神迎の道は、この灯篭の場所から左折し、路地へと入っていきます。普通の住宅街の道のように見えますが、しばらく歩くと出雲蕎麦のお店やカフェがあったり、出雲の風情ある街並みを味わえます。
そのまま歩いていくと、第二の勢溜の鳥居の見える場所へとたどり着きます。
また、第一の鳥居は現在工事中で、通れないようになっています。(※2023年2月現在の情報です)
出雲大社での参拝方法
勢溜の鳥居から境内に入ったら、右手にある祓社(はらえのやしろ)に参拝します。
うっかり通り過ぎて見逃さないように、ここでしっかり祓い清めることが大切です。
その後、祓橋を渡って穢れを落とし、手水舎で穢れを落とし、拝殿に参拝。八足門から本殿に向かって参拝した後、その裏手にある、素鵞社(そがのやしろ)に参拝します。
出雲では、稲佐の浜の砂を、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の清めの砂と交換する風習があり、参拝者も、稲佐の浜の砂を置いて、代わりにその有難い清めの砂をいただくことができます。
いただいた砂は、家の周りに巻くと、浄化、プロテクト、結界となります。
出雲大社周辺のグルメ
出雲といえば、出雲蕎麦と出雲ぜんざい。
お蕎麦とおぜんざい以外のグルメももちろんありますが、あまりお店の種類は多くありません。また、出雲蕎麦の主な有名店はランチ時、長い行列ができていて、私が訪問した時も90分待ちと言われました。
出雲大社周辺でランチに行くなら、開店前に早めに並んでおくことをお勧めします。
出雲大社のご利益を最大限引き出すポイント
出雲大社参拝の簡単なレポートをここまで書いてきましたが、ここからが本題です。
出雲大社の縁結びのご利益を最大限に引き出す上で、私が重要と感じたポイントを6つ、ご紹介します。
1.自分のことだけお願いしない
出雲大社に限らず、神社は本来、個人的な願望、願いをかける場所ではなく、祈りや感謝、自分の決意や意図を放つ場所です。
ただ、私たちはどうしても、神様に助けて欲しい、この願いを叶えたい、という我欲の意識から抜けきらない部分があります。
どうしても願いをかけたいというのなら、願掛けのポイントは、自分のことだけお願いしないこと。
出雲大社であれば、【私も、他のみんなも、みんなが望む縁を結び幸せになれますように】、と、個人ではなく全体の意識を持って祈ってみてください。
2.参拝前にしっかり浄化する
前述の稲佐の浜からの参拝ルートに関連しますが、出雲大社の参拝の前に、可能な限り、最大限、自分の穢れを祓い、浄化することが重要になります。
なぜ、稲佐の浜へ行くことが勧められるのか。
私自身、行ってみて、海のそばにいくことで浄化され、祓われる効果もあるのではないかと感じました。
3.周辺の自然環境に配慮する
出雲の神々に対し縁結びの願いを叶えて欲しいと願うなら、出雲の豊かな自然環境への配慮は必須です。
例えば、稲佐の浜で砂を集め、その砂を出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の清めの砂と交換する際。稲佐の浜で砂を取った後、掘った砂地を直さないまま立ち去る人も多く目につきました。
砂は、掘ったら元に戻さなければいけません。そのままでは砂浜が荒れてしまうからです。
また、浜には観光客が捨てたであろうゴミも目立ちました。プラスティック製品、たばこ、ティッシュなど、あまりに気になって、一旦帰りかけましたが戻って、可能な範囲で拾いました。
せっかく出雲大社参拝前に稲佐の浜に来たのに、聖域にゴミを捨てたりなどしたら、それではいくら祈ってもご利益を得ることは無理でしょう。
稲佐の浜をはじめ、道などでもゴミを見つけたら、ぜひ拾ってください。
4.出雲大社の神語を唱える
出雲大社には大きな大国主大神の像があり、石碑にはこう書かれています。
出雲大社ではご神教にちなんで、
さきみたま くしみたま
まもりたまひ さきはへたまへ
と唱して御神縁を祈念いたします。
神々の魂は和魂(にぎみたま)と荒魂(あらみたま)と二つあり、和魂は幸魂(さきみたま)と奇魂(くしみたま)の二つの働きがあると言われます。
幸魂は、人々を幸せな縁に導く、奇魂は、ご縁の成就の力。
先祖、祖先に感謝し、生きとし生けるものすべてが魂の幸せな縁を結び、いただいた命を最大限生かして生きることを祈念する、この神語を感謝の氣持ちで唱えることが出来ると、それだけですべての人への感謝の祈りとなります。
神々も喜ばれ、ご利益も最大限、受け取ることができるでしょう。
5.縁結びだけでなく”縁切り”も意図する
縁切り、と聴くと、少し怖いような氣がするかもしれません。
ただ、私たちはまず、新たなものを得る前に、古きものを手放す必要があります。
それがエネルギー、森羅万象の宇宙法則です。
【呼吸】【出入り口】、という言葉にも表れているように、まず最初に、出す。そして取り入れる。
人とのご縁も同じで、もう今の自分に必要がなくなったご縁は離れていき、これから新しく生きる自分に必要なご縁が入ってくることはごく自然なことです。
新たなものを手に入れることより、古きものを手放すことの方が勇氣、決断、覚悟が要ります。
だからこそ、縁結びのご利益を得る上でも、同時に【縁切り】をすると効果が大きいのです。
6.ご神体である八雲山のご神氣を得る
出雲大社の北側には、霊山がそびえており、その一つが禁足地となっている八雲山(やくもやま)です。
素鵞社(そがのやしろ)の裏側には、その八雲山の磐座があり、ものすごいご神氣を放っています。
清めの砂が入った箱が置かれているため、砂をもらうことに夢中になっていると、磐座に氣づかないまま通り過ぎてしまうかもしれません。
出雲大社のご利益を受け取る上でも、少し立ち止まり、ぜひ、磐座のエネルギーを感じてみてください。
まとめ
よく、「神社に呼ばれる」という表現があります。
呼ばれるサインは様々ですが、その神社の名前を頻繁に目にする、街中で目にした看板であったり、人の会話の中にキーワードとして耳に飛び込んできたり。
ずっと前から氣になっていて、いよいよ行くときかな、と感じる時は、サインがよりはっきりと出てきます。
私も、出雲大社には半年以上前から呼ばれ続けていました。
そして、呼ばれ始めた時から、人生に変化が起き始めていました。
特に大きかったのは、人間関係の変化です。
その変化には、下記の3パターンありました。
- 自然と離れていくご縁
- 新たに繋がっていくご縁
- 新たに結び直されるご縁
この中で、3点目の変化、【新たに結び直されるご縁】が最も印象的でした。
これまでもご縁があったけれど、数年、数ヶ月の時を経て、様々なシンクロニシティを経て、これまでとはまた”別の形”、”新たな側面で”、再び繋がっていくという現象です。
出雲大社は、この【ご縁の結び直し】においても、とても大きなご利益があると感じています。
私たちが自分らしく今を生きれば、必要なご縁は、絶対に切れない。
一旦、一時期、離れたとしても、自然現象としてまた、結び直されたりする。
これは、宇宙の計らいであり、人智を超えた、神仕組みなのかもしれません。
そういう意味においても、出雲大社のご利益を最大限受け取り、生かすために、本記事に書いたポイントをぜひ意識して、参考にしていただけたらと思います。
2024年の大きなテーマは、これまで深めて来た自己愛と自己受容を土台として、さらに自己統合を進め、実際に行動に移していくことです。
自分自身の闇から逃げることなく、あるがままの本当の自分を生きるという「肚を決め」「覚悟を決め」、自らの魂の声に従い、自分を許し、自分を愛し、これまでの過去を感謝と共に手放して、望む未来へと進んでいくサポートを行っています。